『警官の血』の原作をぱらぱらとめくりながら、吉岡秀隆さんのほかの出演作品『1970 ぼくたちの青春』『喪服のランデヴー』のことを思っていました。
両方とも大好きな作品です
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『警官の血』で吉岡さん演じる2代目の民雄は、1970年の安保闘争の時代。
ノンポリというあだ名の高校生役の『1970 ぼくたちの青春』は、鶴橋監督が畏友とよぶ杉田成道監督の作品でした。
(ノンポリ-non political 今はあまり聞かなくなった言葉ですね。 )
『喪服のランデヴー』は、鶴橋監督が「我が子のように愛した。その人柄も才能も。」(日経2008.4.2夕刊)という野沢尚さんの脚本。
『喪服のランデヴー』の舞台を日本に移して脚色するにあたって、全共闘世代とその子供たちの対決を取り入れたと、野沢さんがインタビューで話していました。
吉岡さんは、「団塊の世代の方が学生運動って何だったんだろうな、ともう一度振り返ってもらえるような作品になるといいですね」とおっしゃっていましたね。
私は、団塊の世代でもありませんし、振り返るような知識もありませんが、特別な時代だったのだろうなあと、なんとなくそんなことをぼんやり考えていました。
*今日、10月30日(木)19:00~21:25 BSフジで『Dr.コトー診療所2004 後編』 再放送です
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