気儘に書きたい

受験勉強よりもイラストを書くのが好きだった高校生の頃---、無心に絵を描く喜びをもう一度味わえたらいいのだが。

阿蘇山噴火警戒レベル3その二

2015-10-22 01:00:03 | 風景画
 火口の全容がいつまで経っても分からないので、絵を完成したことにして、駐車場に戻ることにした。歩きながら、忘れ物がないかチェックをした。ニコンの高級双眼鏡やお気に入りの鉛筆削りをどこかに置いてきた前科があった。あれ、バイクのキーがない!スケッチをした地点まで戻るには遠い。ひょっとしてバイクに刺したままだったかも。気づいたら駆け出していた。駐車場にバイクが見えて安堵した。それでもキーがなかったら、スペアは家に置いているので万事休すだ。どうかキーがありますように…。良かった!大勢の観光客が出入りするレストハウスの正面に停めたアフリカツインからイグニッションに刺したままのキーをあわてて抜いて上着のポケットに仕舞った。
 トイレに入り目を洗った。ガラケーの時間を見ると3時になっていなかった。まだスケッチができる。
 来た道を戻ることにした。中岳の噴煙が次第に遠ざかり、万が一の緊張から開放されていった。
 記憶していたほど単純な道のりではなかったが、何とか大観峰に辿り着いた。カルデラの盆地の為に、外輪山の中心の阿蘇山は雲に覆われることが多く、以前来たときも全く見えなかったが、今日は快晴で雄大な景色を楽しむことができた。観光エリアから少し離れた空き地にバイクを停めて絵を描いた。
 2時間ほどで切り上げて帰途についた。

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