夕暮れ帰り道

住宅街を歩いていると、シャッターが降り始める。

それを見ると、私は戦闘機のパイロットになる。
もちろん後ろから敵に追いかけられ、バンバン撃たれている状況。
当然滑り込みセーフ。シャッターの向こうで新たな敵に遭遇するんだ。


ゆっくりと降りるシャッターの場合は徒歩で。
斧を持った大男に追いかけられている私。
滑り込むには足でスライディングの方が早いけれど
下手したら頭が潰れてしまうから、と、ヘッドスライディング。
当然ギリギリセーフ。シャッターを振り返ると
足元に大男の指と斧の先が落ちているんだ。
それを震えながら確認し、立ち上がる私。

そんな事を考えながら家に帰るのでごじゃいます。

玄関のドアを開ける時に、
「下手な尾行だな。」「ふっ、気がついていたのか。」
というような話もあるけれど、それはまたの機会にでも。