目が覚めたら二足歩行

なんかダラダラ生きています。

【ブーリン家の姉妹】映画感想文

2008年11月16日 17時22分39秒 | BW1
熱き姉妹バトル勃発!

というような感じの宣伝がされていた。
これは見たいなぁと思っていたが、公開されてから
自分の現状がこの映画を観る事が出来るのだろうか?と
悩んで考えて、でもやっぱり観たいので映画館へ行った。


・・・えーと、軽くネタバレもするよ(どーん

この時代の人は王をトップとして、権力のあればある人程
子を産むという最も人間の本能に近いと思う事に囚われている。
娘が権力ある男とセックスして、それで成り上がるというのも
原始的だよなぁ。と。まさに床上手は出世上手、か。

そんな環境だから、子を授かり産む事は本当に命がけ。
それが全てという状況でのメアリーとアンの王の寵愛を
得る為におきた戦いも、わからないでもないような。
それにしても1番の被害者はヘンリー8世の奥さんだよねぇ。

それにしても「子を作る」という感覚なのかな。
子どもは出世の道具というか。王は世継ぎを作るというもんで。
私は王を愛しているというメアリーも、宮廷を出る際に
自分の息子を抱いてもいないしなぁ。そういうもんなのか。

命を懸けて子をもうけ、産もうとし、そして敗者になったアンも
言われるがままに流れるままに生きたメアリーも
みんなみんな、被害者だよなぁと思ったのでごじゃいます。

最後の方は「あああああ。」とぐぐいっときました。