まんまる笑顔の真ん中で

~いろんなことがあっても いつも
笑顔で 前を向いて 生きて行きたい~

母の足跡を追って~

2008-10-28 19:33:55 | 介護
昨日は ちょっと 辛いことがありました

母の病気のことは9月にブログに書いて知ってる方もいらっしゃると思いますが、
ずっと落ち着いた状態で ちょっぴり安心していました

夜、お風呂に入ろうかと用意していたら、父から電話
また、具合悪いのかな・と思って出てみたら、

「お母さんがいなくなった まだ帰ってこないよ。
どうしたらいいだろう

透析の父は週3回9時~3時まで家を不在にします。
母はその間、いつも一人で過ごしていました

最近、(まだ足が丈夫な母は)遠くに買い物に行くと 
道を間違えちゃうって話を聞いていたので、
ちょっと一抹の不安はあったのです

でも、まだちゃんと帰ってこれるし、住所も深川のおおまかは話せるので
まだ様子をみていたのです。私が甘かったのかもしれません

。。警察に電話しよう。夜8時も過ぎていました

私は連絡後、車で深川でひとり待つ父のもとへ 走りました
私は動揺してたから、主人の運転で。
主人は仕事から帰ってきたばかりで疲れているのに 休む間もなく。。です。

車に乗って高速道路で向かう間、
どうして、父が病気の上に母まで行方不明?

私ばかり、なんでこんな思いをするんだろう。
そんな悲観的な思いばかりで 辛かった・・

夜9時すぎ。捜索願を出してください。
 捜査官の人に促され車を出そうとしたら、

暗い夜道を 傘をかつん、かつん。
髪も少し濡れて 。。。。母が帰ってきたのです

車から降りて 「 どこに行ってたのぉ!!! 」
母はきょとんとして、 「あら?どうしたの? バスが来なくてねえ・・」

父もほっとしたのか、怒っているのか笑っているのかわからない声で、
「何も罪がないね~しょうがないね。時間の認識がないんだなぁ。

ほっとした途端、涙が出て仕方なかった。

そのあと、落ち着いてから
母の歩いた足跡をたどりました・・

家からバスに乗り、なんと想像もしない場所(家から車でも2時間くらいのところ)のレシートが見つかり、よく帰ってこれたものだと
ある意味 へんな感心をしたりして・・・。

母はまるで、3歳くらいの幼い子供のような表情で、
「 心配掛けて・・ごめんね 」と言いました。

何も食べてなかったらしく、私の作ってあげたおにぎりをあっというまに平らげました。

どしゃぶりの雨が急に降り、真っ暗になってしまったので、余計わからなくなってしまったのでしょう。

何時間、バスを待っていたのでしょう。家を出てから8時間だよ

タクシーに乗る。。簡単なことがわからなかったんだね
寒くなかったのですか・・・

そのあと、泊まるつもりで行ったのですが、とんぼ帰り
仕事もあるし父に任せて帰ってきました。

これから母のことは 行政の力をもっと利用することになりそうです

とりあえず、
この年になって、母が行方不明になるなんて思いもせず
初めて捜索願いなんか書くことになったりするとは 思わなかったです。

明日、仕事が休みでお友達と会う約束があったのだけど、急きょ母のそばにいて
あげようと 深川に帰ってきます。

友達は明日会えなくてもずっと待ってくれるし、理解してくれる

母のことは今を大切にしようと思って

さっき電話したら、「待ってるね」 

昨日のことを何も覚えていない母は無邪気に 嬉しそうだった

これから、こういう事が多くなるのかもしれないね。

でも、
何も言わず車で駆けつけてくれた主人

ばぁちゃんは 絶対 帰ってくるよと励ましてくれた息子
私は沢山の優しさに助けられてるんですよね。

こうして、ブログ書けました。暗いブログで ごめんなさい。

明日はまたいつものkoumamaに戻ります