風の声

想いつくまま

気まぐれトランプに振り回されたG20

2019年06月29日 | 日記
お騒がせのG20が閉幕した。

米中貿易合戦の成り行きが注目されたG20。
予想通りに「追加関税は当面せず交渉を継続する」とのことだ。
ファーウェイに対する制裁も解除というおまけも付いた。

来年に大統領選挙を控えるトランプ大統領には、これしかない。

強気の発言通り追加関税すればブーメランとなって米経済が失速する。
そうなれば、選挙戦に向けての求心力は一気に失ってしまう破目に。

すでに関税合戦の景気への悪影響が出ている中国。
習主席にとっても、これ以上のチキンレースは避けたかった。

両者の思惑が一致しての「中休み」の妥協といったところだろう。

ビジネス手法と軍事力をちらつかせ露骨な駆け引きをするトランプ外交。
強大な権力を有する米大統領だけに、否応なく世界が振り回される。
気まぐれでお騒がせな米大統領にうんざりだ。

3年前、危険な臭い満載のトランプを選択したアメリカ国民。
社会が分断され寛容さを失った今、次の選択はどうするのだろう。

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