立民と自民が議席を減らし維新一人勝ちの選挙になった。
「自公は嫌だが立民もダメ」その受け皿に、吉村知事人気のおかげで維新に転がり込んだそんな選挙結果だ。
菅政権が支持率を大きく下げても野党の支持率は上がらなかった。維新が少し上昇していたくらいだった。それがそのままストレートに票数となって表れた。
とりわけ、事前のマスコミ予想からも大きく下回った立民は、政権の受け皿にまったくならなかったことを強く自戒し、大胆な変革をやらなきゃ話にならない。
選挙前に立民支持率が6、7%しかなかったのに、「政権交代」を前面に出すという選挙オンチさは民意からズレすぎている。空気を読めないのでは選挙に勝てるはずがない。
それにしても、2人に1人しか投票に行く気にさせない政治離れはひどい。
課題山積みのこの国なのに、無関心の人任せではどうにもならない。ばらまき競争に終始した選挙戦といい、総無責任な政治はこの国をどこへもって行こうというのだろう。
良薬口に苦し、国民の耳に痛いことこそはっきりいう政治でないと信用できない。