風の声

想いつくまま

ヒロシマの使命

2023年08月06日 | 日記

8時15分、ヒロシマの空に向け黙祷する。
被爆した親父が、そうしていたように。

78年目の今年、G7サミットの開催地としてヒロシマに世界の視線が注がれた。だが、残念ながら「核抑止力」にのめり込むメッセージしか発信されなかった。

そのヒロシマに生まれた岸田総理。核兵器廃絶はライフワークだという。しかし、今朝の平和式典のスピーチにも新たなものは何もない。

被爆国として日本が「核兵器禁止条約」に批准するのは当たり前のこと。それを、ヒロシマ出身の首相がやらないで誰がやれるというのか。

日米同盟と核の傘を気にして「核保有国と非保有国のかけ橋になる」とうそぶくのは見苦しい。

「核兵器禁止条約」の条文と日米同盟は相反するものではない。NATOに加入するアイルランドが条約制定をリードし批准していることがそれを物語っている。

その国としての独自性を発揮できない同盟などありえない。なのに、アメリカに忖度し腰が引けた外交しかできない日本が恥ずかしい。

世界は被爆国日本が「核兵器禁止条約」に批准しないのを不思議がっている。核禁会議へのオブザーバー参加すら決められぬ岸田総理の覚悟のなさを嘆く。財源も示さずに軍事費を倍増したくらいの勢いでやったらどうだ。

岸田総理よ、「過ちは繰返しませぬから」と誓ったヒロシマの使命を果たせ。











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