令和3年2月1日(月)
勝山句会 報告
2月の兼題は
【兼題1】野焼く(のやく)野焼 野火 草焼く
冬枯れの野や土手の枯れ草を焼くこと。
【兼題2】下萌(したもえ)草萌 草青む 草萌ゆる
早春、地中から草の芽が吹き出すこと。
(勝山句会報 第11号より引用)
「4月号」より先に「3月号」を受け取っていたのですが、ブログ担当、年度末は多忙に付き更新できませんでした。「3月号」用の蓮行さんのコメントも預かっていたので、お蔵入りさせてしまってはいけないと!今ごろですが 更新します。
それでは、2月の句会・兼題によるメンバーの句を
「勝山句会報2月号」に掲載された
「私の選ぶ一句」(2句あります)
日本映画のワンシーンのような光景です。冬のおだやかな海を見られての一句かと思われます。
言葉の選び方が適切で目の前に情景がはっきりと浮かんできます。
「日矢」という言葉は、吟行をしていた時に教えていただきました。
普通の辞書には載っていません。
「日矢(ひや)」雲間より漏るる一条の光をいい、それの「射す(さす)」こと。
「輝ふ(かがよふ)」きらきら光ってゆれること。きらめき。
青色文字の原稿は蓮行さんです。
2句め
庭に植えてある金柑を窓越しに眺めておられるのでしょう。
「硝子戸に歪む」から見えてくる光景からは、かなりの旧家と想像できます。
昔のガラスは物が歪んで見えました。
最近はなかなかみかけないですが、わたしも子どもの頃にこんな経験をした覚えがあります。
子どもの頃には遊びのひとつでありました。
「硝子戸」のほかに、「ガラス戸」や「玻璃(はり)」などという言葉もあります。
俳句ではよく使われます。
どれがぴったりかは言葉を入れ替えて検討してください。
俳句の画像に入れている写真は蓮行さんの撮影ですが、「金柑」の写真だけ、ブログ担当が公園で撮った写真です。(蓮行さん、金柑の写真がUSBメモリーにありませんでした)
今月から画像背景に使っている色を
で紹介されている色にしてみました。少しでも俳句の雰囲気に合った画像になっていると良いのですが。
「日本人の美の心!日本の色【伝統色のいろは】」管理人様、使わせていただきました。ありがとうございます。 今後もよろしくお願いします。
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