8月3日(月)勝山句会の報告
8月の兼題は「残暑」「残る暑さ」「秋暑し」「秋の暑さ」「秋暑」
立秋を過ぎてもまだ暑さが厳しいこと。一度涼しさを味わってしまった体には、むしろ残暑の方が厳しいものである。
「勝山句会報9月号」に掲載された
「私の選ぶ一句」
じつは二句あります。どちらも文字原稿(青色)は蓮行さんです。
南予地方の海岸沿いを何度か仕事の関係で通ったことがあります。愛媛県は海岸線が長くインフラ整備が追いつかないそうで、工事も多く通行止めや迂回していくことも度々ありました。
所々に昔ながらの風景が残っていました。春さきに通ると菜の花が咲いていて写真をよく撮りました。
海岸沿いということで安全に漁業ができることを願って祠などが作られたのでしょう。
ナンテンの音が「難転」に通ずることから、昔は災難よけのまじない、縁起の木とされたそうです。色も地味であり、あまり目立つことがありませんが、奥ゆかしい雰囲気を醸し出してくれるともあります。
そんなことを考えてこの句を読んでみると、なるほどと思います。最後の「囲むかな」でうまく締め括られています。
今年の梅雨は例年より長くよく降ってくれました。この時期、作者は公演前の稽古に励んでおられ、そろそろ仕上げの時期が近づいてきていたのでしょう。
通し稽古をされて成果の確認をされる日々が続いていた。外は連日の雨で鬱陶しかった。そんな景を詠まれているのではないかと思います。
でも今年はコロナの影響で公演をすることさえ叶わない状況だったと思います。せめて忘れないように日々稽古に励まれていたのではないでしょうか。
早く成果を発表できる日がくることを願っています。
次回の勝山句会は、9月7日(月)19時から
場所:坂本公民館
兼題「秋の虹」
夏の虹は色鮮やかだが、秋の虹は色も淡くはかなく消えていくようで哀愁が深い。
兼題「生姜(しょうが)」「新生姜」「葉生姜」「薑(はじかみ)」
インド原産とされるショウガ科の多年草。暖地ではまれに花をつけるが、結実しない。茎葉の基部の地下茎が肥大したものが生姜で、香辛料あるいは生薬に用いられる。秋の新生姜は繊維が柔らかく、特に好まれる。酢どりにしたり生で食する葉つき生姜は、やや小型種。
今月は新人が加わっています。
どのようにすればメンバーの句を≪見やすく≫≪楽しく≫ブログで見ていただけるかと、毎回工夫しています。今月は(無理やりの)縦位置の写真作りをやめました。また、画像に載せた句が少しでも見やすいように、文字が大きく見えるように工夫してみました。いかがでしょうか??
先月の記事に書いた「常夜燈」の紹介記事の続きを進める件、手付かずでもう夏休みが終わろうとしています。あっちゃ~
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