数年前に投稿した「カトリック司祭の老後と介護ー「人生の歩みを続ける途で」(外川直見神父 ロヨラハウス館長)」という投稿へのアクセスがすこぶる多い(1)。外川神父様(2)が「カトリック生活」(3)に書かれた文章をそのまま紹介しているだけなのだが、司祭の老後に対する関心が高まっている証しのように思える(4)。
私が添付した文章(画像)が読みにくいという苦情が多く、お詫びを兼ねてここに再度掲載する。
【人生を歩み続ける途で】
注
1 https://blog.goo.ne.jp/kempis/e/90079b022254e47faba4a016503dcc2c
2 外川直美神父様は1939年生まれ。阪大卒業後上智大学に入られ、カト研などで活躍された。召命があってイエズス会に入られ司祭の道に進まれた。栄光や六甲などカトリック系の学校で教えられ、六甲と上智福岡では校長を長く務められた。その後ロヨラハウス(介護が必要な高齢のイエズス会司祭のための施設)の館長をされ、2020年に山口教会に移られる。現在は防府教会の主任司祭だという。
3 月刊「カトリック生活」 2016年11月号 ドン・ボスコ社
4 ロヨラハウスはイエズス会という修道会の司祭のための施設である。普通の教区司祭の場合は、一応は75歳が定年とされているようだが、老後の生活形態は多様なようだ。とは言っても、司祭は定年後元気であっても介護が必要になっても、生涯司祭なので、司祭としての信仰生活が続く(叙階されると途中で止めるとか還俗するとか原則としてできない)。修道士やシスターもいつか介護が必要となる時が来る。日本のカトリック教会が直面している課題は大きい。