米市場も相変わらず価格競争の波は収まらず、期待される団塊世代の消費行動も年金不安や増税で未知数です。
これからの商戦はその店ならではの対応と、欲しいと思わせる付加価値の創造が必要です。ただ物を並べて売れる時代ではなくなり、コメも産地品種銘柄だけでは売れなくなりました。日本全国安価で食味の良いコメは数多くあることを皆さんはご存じですか?
コメ販売に関しては産地品種銘柄以外に必要な+アルファの販売要素、当店はお客様が必要としている情報発信と「釜や炊き方によって食味は変わる」などという販売後のケアを重視しています。今後は「どのように炊いて食べるとおいしいか?」などご飯食の楽しみ方までご提案していきます。
今回の画像が表しているように先日、某新聞記事で「福島の米が販売不調」とありました。福島県産米は元々食味の評価が高く、23年産米も出来は上々なのですが、福島県産米の流通が滞っているのは検査態勢が整っておらず、消費者不安が解消されていないことが大きいようです。
きちんと情報を開示し店に並べれば、福島を応援したい消費者に選択肢を提供でき、自分で判断して買う消費者が増えるのでは?と私も同感です。
消費者の信頼を得るためには、安全性に関するきめ細かい情報発信が第一です。福島県では多くの生産者も独自の検査を行っており、安全に対する取り組みの姿勢は消費者に好評なようです。
千葉県では来月から始まる早場米の田植え前に、土壌から約15センチ掘り返し、よく混ぜ合わせて放射性物質を薄くする。セシウムを吸着しやすいカリウムが含まれている肥料を通常より多く使うなど、対策をたてているようです。
また情報発信します!
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