２３年産米動向、他

今回の画像は今週末に中心街で催される前橋七夕祭りのポスターです。毎年大勢の人で賑わうので、当店も日曜日と休日返上で営業する予定です。

２２年産米は高温障害による品質低下、概算金の暴落などから大幅な安値でスタートし、その後コシヒカリを中心とした一部銘柄の不足、３月の東日本大震災による被害により、一転して高騰続きという非常に厳しい情勢となりました。

政府備蓄米を放出してほしい要望も強いのですが、現状のように例えば１０社中大手１社には十分な在庫があり、残り９社の中小は在庫が不足しているような偏り方では駄目で、全国的な凶作などという特定の条件がそろわないと決行されません。

ただ、今後２３年産米の具体的な作況指数などが発表されてくれば、２２年産米の高騰も少しは落ち着いてくるはずと思います。

２３年産米は今の不透明な動きが続く中、良い産地・良い仕入先・良いお客様の確保こそが、米穀店経営の安定化を図れる道だと考えられます。

これから米も本格的な放射性物質検査が始まることでしょう。コメの生産・集出荷は広範囲で、販売先も不特定多数という大きな問題があります。

安全性検査と作柄の行方や出荷ペースに支障は出ないかなど「重要なのは、出回っているコメの安全性は大丈夫ということ」を分かなければなりません。

その中でも問題はやはり福島（米）でしょう。今までと同じような形では販売しにくいので、福島応援米などとして多少なりとも値下げ販売するか、業務用の一部の原料として消費していくことでしょう。

「価値のある商品のご案内」、「新たなアイテムの企画・提案」がキーワードになっていくでしょうから、皆様どうぞよろしくお願い致します