今回の画像は8月4日(水)朝刊、地方紙の上毛新聞・社会欄に当店内と玄米を量っている私が、お恥ずかしながら大きくハッキリと掲載されました。掲載前日の夜8時過ぎ、記事担当者から電話があり「何とか撮影させてもらえないか?」と頼み込まれたので、出来る範囲内で協力したわけです。
世間では、関東・東北の新米がこれから本格的な収穫期を迎える前に、国がコメの放射性物質検査法を発表、検査結果はこれから少しづつ分かってくるでしょうが、ニュースや新聞で「今のうちに安全な昨年(22年産)産米をまとめて買っておこう」という報道や動きが出てきており、ここ1~2日コメの需要が随分と高まってきています。
皆さんにお願いしたいことは、どうか普段消費する分以上の買いだめは控えて下さい。3月の東日本大震災後からしばらくお米の買いだめがが続き、たまたまその時期に自家用のコメの在庫が少なく、普段通り適量買えればよかった人たちが、思い通りに手に入らずかなりこまったという意見を多く聞きました。
一昨日入荷して精米し、昨日試食した23年産新米第一号「高知県産・南国そだち」は色・ツヤ・香りが良く、食味も合格です。今後も23年産宮崎県コシヒカリ、高知県コシヒカリなどが続々と入荷予定ですので、無理をして22年産古米を追いかけず、西日本から収穫されてくる新しく安全な23年産米をおススメします。
例年より少し遅れますが、8月中旬~下旬になれば関東の米処、千葉・茨城の新米の検査が終わり、安心できるものが流通してくるでしょう。そうすれば消費者の不安も解消されてきますから、皆で協力して譲り合い、安全なお米を喜んでいただきましょう。
上毛新聞の記事は、不安をかき立てるような内容になってしまっています。平野屋さんの冷静なお話を、そのまま記事にしてくれれば良かったのにと思います。
今、この国では「不安の日常化」が進んでいます。平野屋さんのきちんとした説明に感謝です。
いつもいろいろとお世話になり、助言ありがとうございます。一部過剰な報道により消費者の皆さんが不安になり「いつも以上に多く買っておかなければ!」という心理状態で購買されます。
お客様に納得していただけるきちんとした説明をすれば、冷静さを取り戻し通常通りの消費量に戻る方が大半です。
今後も皆さんのお役に立てる情報を正確に発信していきますので、どうぞよろしくお願い致します。