段々雪の量が多くなりタイヤが空回りしたり進んだり。
やばいか?
戻るなら今のうち。
そんな時目の前に釜石鉱山大橋選鉱所跡が見えた。
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雪を纏った風景も良いね。
パシャリと一枚写真を撮ったらまた坂を上る。
対向車なし。
後ろから来る車もない。
もしスタックしたらなんてことが頭をよぎる。
時々すっぶをしながらも仙人トンネルまで来ることが出来た。
あとは下りだ。
スピードに注意すれはどうにかなるる
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一人ぼっちのトンネルはタイムマシンのような黄泉からの脱出口をめざしているような気持ちになる。
そして昔見たあなたの知らない世界を思い出しルームミラーやバックミラーを見ることが出来なくなるのさ。
早くあの明かりのところまで進まねばね。
ばねばねばねばね。
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