我が愛する愛店「倉平」 昨日が最後の日でした。
「倉平」閉店の噂が口コミで流れ 5月に入り異様な事態に 片田舎の野方の一部がなっていました。
何処からともなく別れを惜しむお客さんで行列が出来ていたのです。
さり気なく引退したかったんじゃ~ないかな?おじちゃんとおばちゃんは・・・。
でも そこは根強いファンに愛されてきた「倉平」簡単には引退できなかったようで。
昨日の朝、9時ごろかな~・・・。
私が買い出しついでにお店の前を通ってみたら もう仕込みの為にお二人が来てて
最後の日、きっとご挨拶する暇もないだろうと思ったり、あまりの連日の行列なので
逆に私らが行くと気を使わせてしまうのでは?と思い 声をかけさせてもらいました。
おじちゃんもおばちゃんも目が赤くて あんまり寝てないみたいで
「こんな大事になるなんて 思ってもなかったから頭がもうぐちゃぐちゃで~っ」って
嬉しそうな苦笑をしていました。
今日、お店に来たいけど 何時ぐらいなら差支えないでしょうか?と伺ってみたら
開店直ぐがいいよって。ラーメンのスープがなくなっちゃうんですって!!
私が「10時半ぐらいから子供らが並ぶって言ってるからそうします」と言うと
「そんなに早くなくて大丈夫だよ~~^^11時前ぐらいでいいんじゃない?」って事で
長年の親子3代にわたるお礼とご苦労を労いご挨拶をして一旦出てきました。
久留米から「倉平」を食べ収めるためだけに航〇が10時過ぎに来ました。
そして子供ら3人は並びに行ったわけです。10時45分ぐらいから。
ところが 既に10人以上が並んでいて駐車場も満杯!
これは私らは開店しても店に入りきらないぞ・・・と腰を据えて(座り込んで待つ子供たち)
1時間待ちを覚悟して並んでいました。
車の陰で見えなないけど真ん中の「倉平」のドアの前からL字に人が並び その後続が道路にも続いています。
いつもなら11時半前に店の中で待たせてくれるけど これは中でもきっとオタオタしているはずだ。。。と思っていたら
11時半に暖簾を出しに外に出てきたおじちゃんとおばちゃんが私らを探していて
目が合うと手招きするので行ってみたら中に入ってと言われました。
「ごめんね~~~っ、こんなに並ぶと思わんかったから、一番奥のお座敷座って」とおばちゃんが言ってくれて
ここで遠慮したり何かして時間を食うと 逆に困らせても…と思い中に入らせていただきました。
開店と共に満席で(当たり前か・・・)オーダーをとるのに10分ぐらいはかかってたんじゃ~ないかな?
それでも やはり「倉平」はいつもの「倉平」で これは当たり前の光景だった。
さっそく漫画を読みふける子供ら。ここでは「ジャンプ」が直ぐに入ってるからとか何とかで
どこの店に行こうというよりも「倉平」が大好きで落ち着くようですね。
子ども等はおすぎの腹の中にいる時から生まれ出て今日まで 数えきれないほどこの店に来ていたので
空気・音・匂い・すべてが落ち着くのでしょう。私もそうです♪
私の愛する「もやしラーメン」がやってきました。
普通のラーメンにももやしが入ってるのですが、さらにもやしをてんこ盛り!!
ここの素晴らしさは沢山あるけど替え玉をするとこの様にもやし・チャーシュー・ネギもついてるのです!!
そして写真左下にみえる おばちゃん手作りの「辛子高菜」を沢山入れて食べるのがおすぎは大好きです。
こちらは↑航〇が毎回頼む「お好み焼きミックス大盛りの大盛り」です。
皿からはみ出す勢いです!!
フワフワの断面を何とか撮ってみたけど伝わるでしょうか・・・。
こっちは↑海〇オーダーの「お好み焼きコーン」です。普通サイズだけど普通に大きいんです。
男子2人はこれらにラーメンを注文し替え玉をして 「倉平」を満喫していました。
帆〇は「ラーメン定食」こちらにはご飯と餃子がつくのですが写真を撮る前に食べつくされてました(苦笑)
うっかり食べながら写真を撮ったりしていたら おいしゃん注文の「焼きそば定食」が来ていて
食べ始めていたので「ちょっと待った~~~~」と言って撮りました。野菜がしゃきしゃきで麺の太さも程よくて
鉄板焼きじゃなきゃ~だせない香ばしさといい、味と言い最高の焼きそばです☆
焼きそば定食についているスープがこれまた絶品なんですよ!!!
「倉平」はラーメンのスープがくどくないし、とにかく美味しくて替え玉の為にはスープは
出来るだけ飲まんでとっといた方がいいっちゃけど ついつい飲んでしまう美味しさ!このスープも同じく!最高☆
皿の底が見えるまで飲んでしまう美味しいスープ♪
お好み焼きも焼きそばも焼くのに15分くらいはかかります。おじちゃん一人で作るので
本当に大変です、中に入って何かお手伝いを。。。と思うほどですが おじちゃん。おばちゃんのコンビネーションは
23年間続いてきたものだから これでいいのだと思いし
時間が遅いと文句を言う客などいないのです。その待つ間本を読んだり、テレビを見たりお喋りしたりと
それぞれが苦も無く心地よく待っているのだと 思うのです。
お二人の人徳だと本当に思う。「倉平」がなくなっちゃうのは本当につらくて寂しい。
でも 最後の日の「倉平」を見れた事も ある意味私は幸せだったような気もするのです。
「最初の日」と「最後の日」に行けたこと。「倉平」の誕生と引退に関われたこと。
愛し続けられた自分も幸せだったと思うのです。
大忙しの様子だったので 食べ終わり早々に支払いをし出ようとしたら
「あ、ちょっと待ってね」と焼き場にいたおじちゃんが来て 何やら探していて
我が家の5人は1列に並ぶように立ちどまり オロオロしていると
「これ、気持ちだけなんだけどね」って 冷蔵庫からビニールに入ったタッパーをくれました。
前から聞きたい~聞きたい~と思いつつ 聞けなかった大好きな高菜です!!!
一度も欲しいとかアピールもした事なかったけど 行く度にどっさり入れていた高菜を用意してくれてました。
しかもレシピまで・・・・。もう号泣寸前ですけどね。満員御礼の店内で外にも行列ですから
心を込めてお礼を言って 名残惜しいけど外に出ました。
出るとき おじちゃんは私や子供たち一人一人を手を止めてジッと見ていました。
籠に入れた赤ちゃん達が 20・16・15になって ひよっこだった私がお母さんになって通った店。
前の旦那とも来た事も 新しい旦那と来た事も みんなみんな見てきたおじちゃんとおばちゃん。
「お父さんとお母さんによろしく伝えてね」と言われて涙をこらえて頷き出てきました。
もう中に入って食べることはできません。
こんな悲しいものだとは思いませんでした。愛する店がなくなることが。
店を出ても行列は続いていました。
夕方、6時ごろかな~?本屋に用事があり店の前を通ったら
もう閉店していました。中ではお疲れさんみたいな感じで人が居ました。
家族の方や常連さんや関係者の方たちで労いをしていたんでしょうね。
本当にお疲れ様でした。本当にありがとうございました。
これからは お二人でゆ~~~っくりされてください。
体力を回復し、まだまだ若くて素敵なお二人の今後のお幸せをいつも祈っています。
高菜のレシピは家宝にします☆
ありがとう「倉平」
お連れ様でした「倉平」☆