少し前に友人に建築模型を展示している
「アーキテクチャカフェ棲家」という
カフェあると聞きに行ってきました。
狭い路地の雑居ビルの4階にあり
カフェ自体を周辺や外観から
見つけるのは難しかったですね。
内装は今風のオシャレカフェという感じでした。
そのテーブルの上に数点、模型が展示していて
フランク・ロイド・ライトの「落水荘」のみ
入口近くの専用台に展示されてました。
まずはマリンレジデンス「ケモスフィア」の
テーブルでアイスコーヒーを。
2杯目は、フランク・ロイド・ライトの
「落水荘」の専用台近くのソファに座り
ゆっくりと眺めて至福の時間を過ごしました。
展示してあるものは“ジオラマ”的な模型ではなく
建築設計の人が作った“建築のための模型”の雰囲気でした。
どうも“ジオラマ”の模型というのは
特撮などのミニチュアに見えてしまう・・・。
建築はやはり“建築模型”の方が
個人的に見ててしっくりします。
いつも“建築模型”を見ると
大学でお世話になった
先輩の顔が思い浮かびます。
その先輩が作る模型は、
学生時代から設計事務所から
直接依頼される程の腕前でした。
学生時代はこんな私に対しても
親身になって相談を聞いてくれてたので
あの時、模型の技法などを聞いたりして
いろいろと伝授してもらえばよかったと…。
今その先輩のSNSを拝見すると趣味で
ドールハウスを作成しているようです。
最近、賞を受賞されてました。
やっぱり先輩の作品はすごいです!!
そして、店内を見渡すと本棚の上に
模型を入れる『箱』を数箱見つけました。
それを見たら、ふと学生時代に
模型作りが下手っぴ自分を思い出しました。
そしてバイト先の設計事務所で模型作りを
指導してもらった時に言われたことを。
「模型を作るときは、どうやって運ぶかも考えて作れ。」
そして「模型というのは、持ち運びに制限があるのはNGだ」と
何度も言われたのを今も憶えています。
まぁ~いい模型を作ったとしても
必要な場所へ持っていけないかったり
運ぶ途中で壊れるようじゃ意味はないからです。
それからは、模型を作る時は初めに
運搬方法を考えてから作業をするようにしています。
最近、巷ではCGで建築を表現するのが
主流になり建築模型が少なくなったけど
建築は建築模型で表現するのが好みですね。
あぁ~建築模型作りたいなぁ~~
店内展示の建築模型
・サヴォア邸 Villa Savoye(ル・コルビジェ)
・落水荘 fallingwater(フランク・ロイド・ライト)
・リゴルネットの住宅 casa Ligornetto(マリオ・ボッタ)
・スカイハウス sky house(菊竹清訓)
・ボルドーの家 Maison a Bordeaux(レム・コールハース)
・マリンレジデンス「ケモスフィア」 Malin Residence"chemosphere"(ジョン・ロートナー)
・イームズハウス Eames House(チャールズ&レイ・イームズ夫妻)
・シルバーハット(伊東豊雄)
・フィッシャー邸(ルイス・カーン)
・マイラム邸(ポール・ルドルフ)
・グラスハウス The Glass House(リナ・ボ・バルディ)
・鉄の家 Steel House(隈研吾)