今日は、「週案」の話。
日本だと、「週案」といって各教師が
今週どの時間割でどの内容の授業を行うかを記録する書類を毎週作成します。
(実際は、ルーズリーフなどを用います。
様式は学校によって決まっている場合もあれば、各自で決める場合があります。)
それにより、
今週は何をするか、そして何をしたかを管理職(校長、教頭)等に報告します。
これは授業の準備をするとき、そして振り返るときに、当然重要になってきます。
では、南アではどうでしょうか。
当ブログの読者の方はお気づきかと思いますが、
南アには、「週案」というものがありません。
その代わり、毎週どのように教えるかを記した予定表が、CIより配られますが、
当然、急なイベントが入り、その通りに行えることなどまずありません。
つまり、各先生が何をどれくらいの時間指導したかを記録できないということです。
これには正直驚きました。
記録がないと、来年度以降の積み重ねが極めて難しいからです。
教えて子どもたちの出来はどうだったか、
時間が足りないときに、そもそもどの単元に時間を割いたのかが分かりません。
何とかしてこの概念を共有できないかいくつかの学校でさりげなく打診してみましたが、
仕事量が増えると言うことで現実的ではないと言われました。
私も仕事量をできる限り増やさずに、
教師が前向きに授業ができるように模索していますが、
日本的な授業の準備スタイルが南アの教師に伝わらない一例のようです。
日本の学校の教職員のみなさま。
もしアドバイスがありましたら、ぜひ教えてください。