今日は、ワークショップの開催について。
まずはじめにワークショップについて。
ワークショップとは、
日本で言うところの「教職員研修」にあたり、
主に、CI(学校指導主事)が該当地区の教職員を集めて、
授業の指導法や学校運営の在り方を指導するための研修会のことです。
ワークショップを開催するのは、CIのみではありません。
地域の教員代表も、私のようなボランティアも
サーキットオフィスからの要請に応じて、ワークショップを開催することができます。
私の前任者は、
このワークショップを幾度となく主催して現地の教師の指導力向上に努めてきましたが、
私は、さらに現地の教員が主体的になれるように
教員代表を中心に後方支援に徹してきました。
このタームでは、前タームで紹介した「研究授業」を、
サーキット内全体に広めるべく、ワークショップを開催する計画を立てていました。
(前タームの研究授業については、こちら)
しかし、残念ながら、
今タームは、ワークショップを開催できないようです。
どうやら先日のストライキの影響からです。
(先日のストライキについてはこちら)
これが未だに解決しておらず、その結果として、
南ア最大教職員組合であるSADTUが、
RegionalOffice(つまりそこに属するCI)主催のワークショップへの参加を拒否しているようです。
私のところにも
教員代表や私が主催してもワークショップが行えないとの旨の連絡をもらいました。
先週、SADTUの地域の幹部の先生と話したのですが、
彼らからは、子どもたちと地域の利益のために行っているので、理解してほしいと頼まれました。
教職員組合が強すぎる南アの実態を改めて浮き彫りにした出来事だと思います。
さて、このタームは、あっという間に試験期間に入ります。
ふり出しに戻った感がありますが、
残された時間を有意義に過ごせるように善処したいと思います。