虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

Wordで時間割を作成

2011-10-25 23:45:32 | 南ア-学校-

今週は、Schoemansdal地区の小学校。

この地区には唯一、
パソコンルームがある学校があります。

私は、算数のアシストが専門なのですが、
日本でも小学校でパソコンの指導歴があるために、
よくパソコンの指導を頼まれます。

今日も算数の通常授業が終わった後、
たまたまパソコン担当の先生から指導補助を頼まれたので、補助しました。

今日のクラスは、Gr.6。
普段私が算数を教えている子どもたちです。

そのため、和気あいあいとした雰囲気で、授業を行いました。

今日のテーマは、
Wordを使って、時間割を作成することです。

「表」を挿入して、そこに必要事項を書き込み、
最後に、カラーリングして終わるという流れです。

今日の内容は、6年生にしては、簡単だったようで、
ほとんどの子どもたちができていました。

ただカラーリングは難しかったようです。

これからの時代、
南アでもパソコンを自由に使いこなせるかどうかが重要になりつつあります。

この学校に限らず、他の学校でも今後パソコンの授業が受けられるよう願います。


明日学校に行く確率は?

2011-10-25 23:38:02 | 南ア-算数-

今週は、Schoemansdal地区の小学校。

昨日から3日間、Gr.6の「確率」の授業のサポートをします。

「確率」を教えるのは、先週のJeppesReef地区のGr.7に引き続きなので、
比較的容易に準備できますが、「確率」も南ア人にとっては、苦手な分野の一つです。

そんな「確率」ですが、日本の算数科で習う確率とは少し異なります。

日本の算数(数学)で、確率といえば、
「a/n」で表せるものに限定しています。
(分数の意味、a‥ある事柄が起こる場合の数、n‥起こりうる全ての場合の数)

そのため、大概コインやさいころ、袋に入れたボールなどを用いて導入します。

南アでも、このような授業は行われますが、
南アの場合、その前に、次のようなことを教えます。

下の写真を見てください。

これは、確率直線と言われるもので、
0と1の間にすべての確率があることを示すものです。

0‥Impossible(不可能)
1/2‥Uncertain(五分五分)
1‥Certain(間違いない)
といった感じです。

その上で、以下のような確率の問題を解きます。

日本にはないので紹介します。

①金曜日の次が月曜日の確率は?→Impossible
②明日太陽が上がる確率は?→Certain
③明日雨が降る確率は?→Uncertain

ここまでは、まだ何となく分かります。

④明日(水曜日)に学校に来る確率は?→Uncertain(明日風邪ひいて休むかもしれないから?)
⑤ヨハネスブルグで雪が降る確率は?→Uncertain(可能性はゼロではないから?)
⑥私(筆者)が日本人である確率は?→Certain(それはそうですが、これは確率?)

日本の数学を基準に考えると、なんとも言えない問題です。

当然、私には、これらの問題を教えるのは、かなり難しく、
現地の教師の授業を見せていただくことで、この日は終わりました。