虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

報告書

2010-10-25 17:42:53 | 南ア-報告書-
青年海外協力隊員としての
任地での活動を記録するものとして、
『報告書』というものがあります。

これは、我々、青年海外協力隊員が、
2年間の派遣期間中に、
JICA本部に対して、5回提出する必要があるものです。

その提出時期は、
赴任後3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、18ヶ月、24ヶ月となっています。

私は、現在赴任後10ヶ月目であるため、
もうすでに2回の報告書を提出しています。

また、報告書は、原則公開で、
東京都の広尾にある、JICA地球ひろばなどで見られるそうです。

ただ、本ブログをご覧の一般のみなさんには、
JICA地球ひろばに行く機会もないでしょうし、

また他の国に派遣されている隊員のみなさんにも
なかなか他隊員の報告書を見ることもないでしょうから、

私の書いた報告書を、
私のブログで公開したいと思います。

この報告書を読んで、
配属先のニーズや私の活動の一部でも理解していただけたら幸いです。

また、現在行っている、平成22年度秋募集でも、
私の相方や後任隊員の募集も行っているので、
南アの学校教育や協力隊の活動に興味がおありの方は、
参考にしていただいても結構です。
(もちろん質問は、随時お待ちしております。)

※なお、報告書の公開は、
他の南ア隊員でも彼らのブログ等で行っていることなので、
問題ありませんので、ご心配なく。

プラスティックバッグとアフリカンバッグ

2010-10-24 18:55:15 | 南ア-情報-
今日は、
プラスティックの話。

南アで、買い物をするとき、
必ずといっていいほど聞かれるのが、
「Plastic(プラスティック)?」です。

何のことだか、分かりますか?

分かりますよね?

これは、「スーパーのレジ袋がいりますか?」ということです。

日本でもレジ袋が有料化されている地域は、ありますよね?

南アは、エコバック推進運動が進んでいるのか、
単に、スーパーの袋を無料で提供すると、
たくさん持っていこうとするおばちゃん軍団が多いからかは分かりませんが、

南ア国内のスーパーのレジ袋は、ほとんどの店で有料です。
最大で、50セント(約6円)かかります。

これって、たいした額ではありませんが、
協力隊員的には、意外ともったいないお金になります。

したがって、私たちは、
各スーパーで売られている、エコバッグを使っています。

それがこれ。

アフリカンバッグと呼ばれるこの袋は、
アフリカの動物が描いてあるので、そう呼ばれているそうです。

一説によると、チャイニーズバッグとも呼ばれているらしいのですが。
本当のことはよくわかりません。

値段は、約R25(300円)くらい。

では、南ア人はどの程度使用しているのかというと、

実際は、ほとんど利用していません。

彼らのエコバッグの意識が低いのか、
それとも先行投資として、R25払うのがもったいないと感じているのか、
ただ単純に面倒くさいのか。
それともチャイニーズバッグという名前が気に食わない?

いずれにしても、
今日も店員さんから「プラスティック?」と聞かれそうです。

南アのビール

2010-10-23 16:02:10 | 南ア-情報-
今日は、南アのビールの話。

端的にいえば、
南アのビールは、安い。

それもかなり。

そして、種類も結構あります。

というわけで、今日は、
私の好きな南アのお酒ランキングを紹介します。

第1位 Windhoek(ウィントホック)

第1位は、まさかのナミビア産ビール。
南アに来ておいて、お隣のナミビアという国が一番だというのは、
失礼かもしれませんが、あっさりした飲み口で私のお気に入りです。



第2位 Blacklabel(ブラックレーベル)

第2位は、南ア国内で一番人気のビール。
南アのビールは、総じてアルコール度数が高くないので、
あまり酔わないのですが、このブラックレーベルは、
その中でも若干高めに設定されています(5.5%)。

普段から、アルコール度数が低いのに慣れている、
南ア人からは、「あの酒は、強いから頭がおかしくなる」とかよく言われます。



第3位 Castle(カッスル)

こちらも、南ア国内で二番人気のビール。
ブラックレーベルとともにトップ2に君臨するビール。

アルコール度数も低め(5.0%)で、あっさりとしたのみ口が女性にも人気。

ただ、何倍飲んでも飲んだ気がしないのは、私だけ?

とりあえず乾杯で使えるお酒なのかもしれません。



以上が私のなかのトップ3ですが、
その他のビールも写真で紹介します。

Amstel(アムステル)

普段、ほとんど飲みません。味は悪くありません。



Heineken(ハイネケン)

ドイツ産らしいです。こちらも味は悪くないのですが‥。
のみたくなることは、ほとんどありません。



あと、写真を忘れましたが、Hansa(ハンサ)
ハンサは、店頭でもかなりのスペースが割かれて、売られていますが、
私のなかでは、ワーストに近いです。

お酒の付き合いでも、まずチョイスしません。

その他、バドワイザーなどのアメリカ産もたまに見かけますが、
私の中のトップ3の牙城を脅かすつわものビールは、
南アでは見かけません。

ただ、ビールは、日本が一番。

日本に帰ってからのビールは、
格別でしょうね、きっと。

折り紙ワークショップ-第3回-

2010-10-22 23:36:18 | 南ア-日本文化紹介-
昨日も書いたとおり、
私は、今週は、Kamhllushwa地区の小学校です。

この学校も日本の草の根資金援助で建てられた学校なのですが、
子どもたちも先生も(?)、日本のことをまったく知りません。

というわけで、
日本の文化である、折り紙を紹介しました。

今回は、初めてのGrade1。

前回とは違い、事前に先生にも作り方を教えておいて、
さあはじめようと思ったのですが、
なかなか思うようにすすみませんでした。

理由は、いくつかあります。

①人数が多い。
前回までは、多くても40人までだったのですが、
今回は、60人といままでの1.5倍。

②子どもたちの統制が聞かない。
この学校の子どもたちは、他の学校に比べて、
いわゆるしつけがされていないので、
自由奔放に動き回る。

③机の数が絶対的に足りない。
これも結構痛かった。前回までは、
机がある程度あったので、子どもの前で教えながら一緒にできていたのですが


明らかに足りず、個別にしかで着なかったこと。

そんなこんなで、
私たちがとった手段は、
Grade7の子どもたちを1人(その後、3人追加)で、助けてもらいことにしました。

ただ、これもまたまた予定外の出来事。

どうなったかというと、

少し後でわかったことですが、

私と先生と、Grade7の子どもたちのグループの3つに分けたのですが、

先生やそのヘルプの子どもたちの子どもたちが、
Grade1の子どもたちの代わりに作ってあげるような事態に。

それは、本末転倒なことで、
子どもたちがまったく過程に参加できず、
完成品をもらうという状態に。

彼らに説明しても、なかなか理解してもらえず、
伝えるのに、また悪戦苦闘。

打ち合わせは、今までで一番時間をとったのですがね。

やはりこの学校では、
生徒ができるできないよりも、
とりあえずできたように体裁を整えるのがよいとされているようです。

そんな学校は、南アっぽいっちゃ南アっぽいのですが、
それでは、子どもたちの授業時間を利用して行う意味は半減しますよね?

まあ学校や教室が違えば、子どもも違う。
もちろん先生も違う。

そういう意味では、
勉強になった一日でした。

合同と相似-Grade7-のはずだったが‥

2010-10-22 21:32:58 | 南ア-算数-
今日は、Kamhkushwa地区の学校の
Grade7で合同と相似の授業を行いました。

図形分野の指導は、
南アの先生たちが苦手にしている方が多く、
私に対する依頼も結構多いです。

今回のトピックの『合同と相似』は、
辺の長さの比や角度、形の3つに着目させながら、
2つの図形の関係を見ます。

私も昨日、突然
このトピックを依頼されてから、
準備をしたのですが、
なかなかしっくりとくる授業構成を考えられずにいました。

一応、補足しておきますと、

現時点でのいつもの流れは、以下のようです。
(このやり方が最適かはわかりません、何かいい案があったら教えてください。)

①先生からあるトピックの指導法を聞かれる
   ↓
②その先生と一緒に、指導法を考える。
 (子どもたちに説明することと考えさせること)
   ↓
③しっくりきたら授業構成を考える。
 (どういう例題、演習問題でアプローチしていくか、時間配分)
   ↓
④デモンストレーションor授業実践
 (その上で、現地の先生と私の役割分担を決める)
   ↓
⑤授業後、反省会
 (よかったこと、子どもの理解度、明日の内容の打ち合わせ)

ちなみに日本的に言う、lessonPlan(指導案)を、
この国の先生たちも書くことがありますが、
そもそも指導案の書き方がわからない、
そしてそれを書くことを嫌がる(面倒くさがる)先生も多いため、
私は、強制はしていません。
(基本的にその先生が普段行っているままにしています)

話がそれました。

今回のトピックの場合、
③の授業構成がうまくいきませんでした。

準備段階から、先生とも悪戦苦闘。

結局、こうなると、
お互い家に持ち帰り、当日の朝に
最終打ち合わせをする約束をしました。

ただ、今回は、
現地の先生がまったく準備する時間がなかったようで、
私が見せることに。
(これも各先生たちのモチベーションや指導力によります。)

結論から言えば、
授業の時間割が大幅に変更されたため、
説明の途中に授業が強制的に終了され、
なんとも中途半端な結果に。

しかも今日は、金曜日。

来週は、また違う学校に行く必要があるため、
フォローアップもできず、残念な結果に。

ただ、現地の先生からは、
「この続きやってみるから、心配するな」と言われたので、一安心。

きっと月曜日に続きをしてくれるでしょう。

また近いうちに、この学校に帰ってきて、
結果を聞いてみようと思います。