入試可否21日に判断 橋下市長は在校生に直接説明へ 桜宮高2自殺(産経新聞) - goo ニュース
入試可否21日に判断 橋下市長は在校生に直接説明へ 桜宮高2自殺
(産経新聞)
大阪市立桜宮高の男子生徒=当時(17)=の自殺問題に絡み、橋下徹市長が要請した同校体育系2科の入試中止の可否について、市教委は21日午後の教育委員会議で判断する。中止の代わりに普通科の定員を増やす妥協案と、予定通り実施する案が諮られる見通し。橋下市長は21日午前、同校で在校生に直接自身の考えを説明する方針。 橋下市長は15日、「伝統をすべて断ち切らないと新入生は迎えられない」と述べ、生徒が所属していた同校体育科(定員80人)とスポーツ健康科学科(同40人)の2月の入試を中止するよう市教委に要請。市教委は21日に判断することとし、高校入試を合同実施している大阪府教委などと協議を重ねてきた。 府教委は松井一郎知事の要請を受け、体育科を置く府立2校の定員増を検討したが、教員確保が間に合わないとして断念。桜宮高の普通科定員(160人)を、体育系2科の定員計120人分増やす方向で調整してきた。
市教委は、(1)後期日程(3月11日)にずらして普通科と同じ国、数、英、社、理の5科目(各70点)で実施(2)現行の前期日程(2月20、21日)のまま実技試験(150点)をのぞいた国、数、英(各50点)の3科目に小論文(30点)を加える-の2案を検討。
(1)は、受験生の負担が大きいとして除外し、より負担感の少ない(2)を今月21日の教育委員会議に諮る方向で調整している。 ただ、市教委内には入試中止への反対意見も根強く、21日の会議には、体育系2科の入試を現行のまま実施する案も諮る予定。
あくまでも入試は生徒を中心に考えるべきであり、入試が出来て問題を解決すべき手だてを最大限に尽くすのが市の責任だと思う。市長ではなく市教委がそれらのことをすればよい。市長が干渉しすぎることが問題である。