きいこのビーチコーミング日記

南房総の海でのビーチコーミング日記。写真と収穫物の紹介。 
初心者の同定用にコレクションも紹介していきます。

タカラガイ飼育日記 その4 (2008年ブログより)

2015年04月01日 |  タカラガイ
このブログを載せていた地元の地域SNSが昨日で閉鎖になりました。最近はフェイスブックの方に書き込むことが多くなり、すっかり地域SNSにアクセスしなくなりました。時代の流れなのか、自分も離れて行った身なので、心苦しいのですがやはり淋しく感じました。

ちなみに、このタカラガイ飼育日記は当時のブログを元にはしていますが、文章はすべて書き直しています。



さて、シボリダカラのシボリがこの水槽に来て2か月。最近外套膜がなくなり、貝がきれいに見えている状態がつづいています。シボリはこの水槽に来てからは水槽のヘリにくっ付いていて、食事をしているのかしていないのか全く分からない状態でずっと過ごしていたので、食欲が落ちて元気がないのかどうかの判断も付きません。餌も何が好きなのか、結局わからないので、そのまま様子を見続けていましたが、残念ながら☆になってしまいました。

オミナンが、ずっとシボリのそばにいたのですが、これはシボリを見送っているのではなく明らかに食べてました・・・・・


水槽のタカラガイは、オミナンとオハツさんの2匹だけになりました。

2匹だけ・・・・・


あれ? 1匹しかいない!!!!!!


2匹いるはずなのに水槽の中にはオハツさんしかいません。 オミナンどこ行ったの!!!!

そしたら、オミナンこんなところに



最近オミナンが、このように逃亡するようになってきました。




水槽の環境が悪くなったのかな? そういえば、海水を足してはいるけど、水槽自体掃除をしていませんでした。海水の濃度が濃くなってしまっているのかもしれません。


ということで、水槽をきれいに掃除することにしました。 2リットルのペットボトル4本持って海水をくんで、使わない石などは海に戻してきました。しかし、2リットルのペットボトル4本運ぶのは重たい!! 私一人ではちょっときついよ。それに7月なんですよね。暑い暑い。

水槽や循環装置などを全部洗い、海水も新しく取り替えて、水槽はきれいになったけど、オミナンもオハツさんも、なんか元気ないかも。 水は全部取り替えちゃダメだと旦那が言っていたけど、前の海水の濃度がわからないので、全取替えしちゃったんだよね。


このまま、みんな☆になっちゃったらどうしよう・・・・・


と心配しましたが、海水を入れ替えた直後は元気はなかったのですが、そのうちいつもの状態に戻りました。



さて、水槽にまた一人仲間が入りました。 バフンウニです。生きていたので、ウニってどんな感じなのか生態を知りたかったので連れて帰ってきました。そのうち海に戻す予定です。




そしたら、翌日・・・



嫌な予感・・・・・




やっぱり・・・・・

オミナンにすっかり食い尽くされてました。 まさかウニを食べるとは思いもよらなかったです。オミナエシダカラってなんでも食べるのですねぇ~




秋になり、潮の引きが悪くなりなかなか餌も調達できなくなってきたので、ワカメなんぞも入れてみました。 そしたら、ワカメはオハツさんが一晩にして食い尽くしていたのにはびっくり。

なぜ、オハツさんが食べたのかがわかったのかと思ったら、糞の色! カタツムリと同じでね、同じ色の糞するの。 オレンジイソカイメンを食べたらオレンジの糞。 ワカメを食べれば緑の糞。 お初さん、深緑の糞してました。 

やはり、オミナンとオハツさんは微妙に食事の好みも違うようです。


2008年も終わろうと言う12月  オミナンがこの水槽にきて8か月が過ぎていました。

冬になり、水槽の水温も下がっています。 水槽のヒーターがなかったので、寒かったのが原因なのかはわかりませんが、オミナンの外套膜が薄くなってきていました。 シボリの時と同じなので、弱ってきているなとは思っていたのですが、ある朝見ると、オハツさんに食べられていました。


オハツさんは相変わらず元気。 実は、水槽の中に、タカラガイだけではなく、ウラシマガイ、ハマシイノミガイも同居していました。 ウラシマガイ、ハマシイノミガイの生体画像などは、コレクション紹介の時に一緒に紹介します。

水槽の水質も悪くなったし、このまま飼いつづけていてもうまく管理もできないと思い、元気なうちに地元のNPO法人たてやま海辺の鑑定団さんに引き取ってもらうことにしました。 そこにも大きな水槽があり、海の生物を飼育していたのです。 


ということで、オハツさん、ウラシマガイ、ハマシイノミは2009年2月の初めにお引越ししました。 

私のタカラガイ飼育は約10か月間でした。 全く知識がなくて、うまく飼育できていたのかも良くわからなかったのですが、いろいろ驚きの連続で楽しいひと時でした。


END






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