きいこのビーチコーミング日記

南房総の海でのビーチコーミング日記。写真と収穫物の紹介。 
初心者の同定用にコレクションも紹介していきます。

初心忘れちゃっていませんか?

2021年04月06日 | 今日のビーチコーミング

今日は、午後から平砂浦に行ってきました。 先日、薄着で海に行ったら、風が冷たくて寒かったので、車に積んである薄手のダウンジャケットを羽織って行ったら丁度良かったです。 今日は、全国的に気温が低かったからかもしれないけど、まだちょっと海は肌寒いかな。

さて、今日も大した収穫はない。 そういえば、最近海で悶えていないなぁ~ モダ系と勝手に名付けている悶えるほどうれしい貝となかなか巡り合えていないなぁ~  平砂浦で、結構モダ系を拾っているので期待をしていたけれど、なかなか現実は厳しい。 そこそこ貝は漂着していて、見た感じハズレ浜ではなかったけど。 あのアドレナリンがぷしゃーってなる瞬間が恋しいよ。

 

と、思いながらビーチコーミングを続けていたらふと気が付いた。 今、バケツの中とケースの中にある貝、これって私がビーチコーミングを始めた頃だったら、アドレナリンがぷしゃーってなってたよ。

アジロダカラ、カバボシダカラ、ウキダカラ。 これね、タカラガイを集め始めた時のあこがれの3種。 このうちどれか1つでも拾えたら、それだけで当たり日。 特に、模様のきれいなアジロダカラなんて拾った日には、海で悶えてたよ。 今日は、その3種を全部拾えていて、アジロダカラは美しい模様付きだよ。

 

そして、ケースを見てみると

シラタマ祭り! このシラタマガイなんだけど、ビーチコーミングを始めた頃、根本海岸で拾えると聞いて、シラタマ狙いで根本に行ったこともあったっけ。 シラタマガイを一つ拾うと「しらたま~青空~南風♪」と北国の春の最初のフレーズを小さい声で口ずさんでたな(笑) これ、シラタマ拾った時の喜びの歌。 もう、見つけただけで歌うたいだすくらいの喜びだった。

それがですよ、今日は北国の春が南国の春になっちゃうくらい拾ってますよ。それも、私の好きなコシラタマもいくつか拾ってますから。 それなのに、あ~それなのに、今日は大した収穫がないとしか思えなくなっている今の私。 全然感動がないのはちょっと寂しいね。

 

追記:大した収穫がないと嘆いていたのですが、このケースの右上のアラレタマキビの隣の白いムシロガイ科の貝。 なんかいつも見かけるのと違うなぁと思って拾ってきたのですが、ふなくいむし様から、これはワタゾコムシロではないかと言われました。ワタゾコムシロは近海図鑑でも水深400~800mと書かれているように深海の貝のようです。なので、打ち上げで得られたという記録はないのではないかとのことでした。 どういう経路でこの浜に打ち上げられたのかは知りませんが、大した収穫がないとおもっていたけど、今年のお宝ベスト10に入るような貝を拾っていたようです。 

 

 

長くビーチコーミングをやっている人たちってこういう現象起こっているのではないかなぁ。 人間って、欲望が満たされるとその上を欲しがり、それを満たされるとまたその上を・・・ っていつまでたっても満たされない状態がつづいちゃう。 小さい満足で満たされちゃうのも成長がないので、それもそれでいかがなものかとは思うけど、ビーチコーミングをしているときは、結果に満足を求めるのではなくて経過に満足を求めていく方が良いのかな。 何も拾えないと嘆くのではなくて、こうやって貝を探していることを楽むという感じかな。 今日は、貝を探しながらそんなことを考えておりました。

 

でも、あっという間に3時間が過ぎちゃって、5時のチャイムがなってしまいました。 仕事や家事をしているときって3時間は長いけど、ビーチコーミングをやっているときって気が付いたら3時間だもんね。 これだけ、時が早く過ぎてしまうと感じられるのは、結構経過に満足出来ている自分もいるんだね。 

こうやって、海をながめているだけでも、結構気持ち良いし

 

なんか、今日はビーチコーミングの報告というよりも、気持ち的な話になっちゃった。 実はビーチコーミングしながら、こういう人生論的なこと考えること多いんだ。 でも、家に帰ったら忘れちゃうんだけどね(笑) 

 

この浜での収穫物

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テツボラ、ウキダカラ、カバボシダカラ、アジロダカラ、メダカラ、アヤメダカラ、クロシオダカラ、不明貝、カゴメヌカボラ、チャイロクチキレ、不明貝、タマキビ、ワタゾコムシロ、イソバショウ、シラタマガイ、コシラタマ

 



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