関西では、すまし汁に麩が入っている。
祖母はスキヤキの鍋の中に麩を入れていた。
沖縄の麩は、本土の麩と違ってデカイ!
フランスパンと間違うくらいだ。
沖縄を代表する料理の一つが「麩チャンプル」
炒め物の具である。
我が家の晩ご飯も、あと何か一品つけくわえたいな。
というときに麩チャンプルをよくつくる。
メイン料理ではなく「何かあと一品」そんな料理。
長さが30㎝ほどあって中は空洞、
穴のあいたフランスパンのような沖縄の麩を
一口サイズにちぎって水に戻す。
その水気をしっかり絞ってから溶き卵汁に浸して
からます。それをフライパンで炒めてから
いったん取り出して、皿によけておく。
豆腐や豚肉、野菜を炒めて、そこに付け加える。
麩チャンプルの出来上がり。
宮古島の地元人気食堂の「麩チャンプル」
「豆腐チャンプル」「ゴーヤチャンプル」
わたしにはすべて同じに思えるが、その違いは
作っているオバサンにしかわからない。
未だにわかならい・・・
本土の麩との違いは、見た目の大きさだけでなく
グルテンの含有量も違う。
本土の麩は25%に対し沖縄の麩は40%もある。
しかしこの沖縄の麩は戦前にはなかったそうだ。
戦後からだと料理の本に書いてあった。
たまに食べたくなる料理である。
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