うんたま森のキジムナー

サニツ

3月26日が旧暦の3月3日だった。
沖縄では「サニツ」または「浜下り」と呼び
家族で干上がった遠浅に繰り出し
潮干狩りを楽しむ。

元々、女性の行事で池間島や佐良浜などでは、
女性たちが波打ち際に立ち、押し寄せる波の海水を
両手ですくい手や顔、そして身体を海水で清める。
海水をすくうのは3回で、
これを「ナンハナ(三波の花)」の儀式という。

前日から女性たちは海にもって行くお弁当なども
準備する。以前は、この日にヤビジ祭りも行われて
いたが、ヤビジの自然保護の観点から
リーフに上がることが禁止された。

当時の観光パンフレットには
「イセエビ・タコ・貝など取り放題!」と書いてあった。
一足早く、ヤビジに行って、観光客が乗った
フェリーが小さく見え始めると、
前もって集めてあったサザエなどをリーフの上に
ばらまくということもしたこともある。
潮干狩りも漁業権が発生するので、微妙なことも
あるが、サニツの日に限っては昔からの習わしと
いうことで、取り締まりはやっていない。

例年だと午後からリーフにはたくさんの人が
現れるが、今年は天気のせいか人が少なかったようだ。
こちらではマスクをしている人もなく、太陽の下を歩いている。



ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

ダイバー
それぞれの土地土地で伝統的な行事は有りますね☺ ヤビジでタコやサザエを採らせていたことがあったなんて、知りませんでした。 海水温が緩んでくるとそろそろ「潮干狩り」のシーズンですね❤ 東京湾側の千葉県の内房では昔から遠浅の海で潮干狩りが盛んですが、入場料を頂いた上に、掘りあげた量でさらに料金が結構かかります😅 実は観光用のアサリはほとんど有明海で入手し、大勢の漁師さんの手で事前に海中に巻いて育てていたものなんですよね😁
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「宮古島」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事