見出し画像

うんたま森のキジムナー

宮古島創世神話

まだ島の形がなかった太古の昔、弥久美神が天帝から授かった天岩戸の柱の
端を大海原に投げ入れてできたのが宮古島だと伝えられている。
そして天帝は次に赤土を下ろし、古意角神(こいつののかみ)に
「下界に降りて、人の世を創り、守護神となれ」と命じて玉のように輝く
女神の姑依玉(こいたま)と共に行くことを認めた。

古意角・姑依玉の両神は、多くの神々を連れて地上に降り、張水御嶽の
東側にあった張水天久崎という岬に居を構え、様々なものを生み出し、
神の心を映し出した楽しい人の世を創った。

その頃、島は赤土ばかりだったため、天帝は次に黒土を下ろし、こうして作物が実る
ようになった。そして二人の間に宗達(むにだち)・嘉玉(かだま)の男児と女児が生まれ、
二人が大きくなった頃、天帝は紅葉を身にまとった木装神(きそうのかみ)青草を
身にまとった草装神(ふさそうのかみ)という女神を降ろした。
そしてそれぞれ宗達・嘉玉と夫婦になり、東・西に住み、
これが現在の西仲宗根、東仲宗根だといわれている。

宗達夫婦は、世直真主(よなおしのぬし)という男児を、嘉玉夫婦は
素意麻娘司(そいまらつかさ)という女児を産み、のちにこのニ神が夫婦となり、
子孫繁栄し、宮古島民の祖となったと伝えられている。

JTAの機内誌に宮古島の成り立ちが書かれてあった。
時は1500年頃の物語。そのずっと昔にこの宮古島が作られた話が語り継がれている。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

きじむな
昨日はヒルトンのクリスマスケーキをいただきました。
美味しかったです。クリスマスから年末、そして正月へと一気
に走るように過ぎていきます。
ダイバー
この広い地球上のアチコチに点在する数々の神話は、文字を持たない時代に口から発せられ、歌のような言葉のつながりで語り伝えられて来た事実を下敷きにした歴史そのものかも知れません😵‍💫
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事