沖縄を紹介する本などにアバサーという言葉が
出てくるが、アバサーを出している店は
ほとんどない。
沖縄本島の方はわからないが、宮古島では、
おそらく「アバサー汁」を出しているお店は
ないだろう。アバサーはフグ目ハリセンボン類
として沖縄では根強い人気がある。
フグの仲間であるハリセンボン、ネズミフグ、
ヒトヅラハリセンボン、イシガキフグ
などで沖縄では、まとめて「アバサー」と呼んでいる。
沖縄の家庭料理では普通に食べられているが、
本土復帰後、厚生労働省による調理法の規制がでた。
アバサーには、トラフグのような毒はないが、
それでもフグ類なのでフグの取り扱い免許が必要となる。
1944年 県衛生研究所は、沖縄近海アバサーに
ついて、筋肉、肝臓は無毒と発表したが卵巣に
ついては、その毒性が依然として不明のままで
100%安全とはされていない。
アバサーを食べたことによる食中毒の報告も過去にない。
地元の食堂で普通に出していたこともあるが、
免許が必要ということになって
今では、アバサー汁を表だって出しているところは
ほとんどない。
ハリセンボンの皮をむいて、ブツギリにして鍋でたく。
肝を入れるので、独特の臭みがある。
初めて食べるときは、「肝抜き」を注文したほうが
いいだろう。
食べ慣れると、この臭みが癖になるそうだ・・・・
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