魚がいっぱい。
しかし、「美しい花にはトゲがある」
といわれるように、
沖縄の海には毒を持つ魚も少なくない。
よく知られているのは「シガテラ毒」と
呼ばれるもので、サンゴ礁の有毒藻類を起源と
する食物連鎖によって起こる。
代表的な中毒魚には、ミーバイ(ハタ)
アカナー(バラフエダイ)イシガキダイなど…
大型になればなるほど毒性が強くなるとも
言われている。
シガテラ毒は、フグ毒のように強烈な毒では
ないため、あまり気にとめられていない。
しかし中毒事故は、けっしてまれなことではない。
昨年の新聞記事から
「バラハタの煮付けを食べた70代男性と60女性の
二人が痒みや筋肉痛、下痢、痺れなどの
食中毒症状をはっしょうし病院に搬送された」
二人は魚屋で購入したバラハタを煮付けにして
食べたことが原因と思われる。
これはたまたま新聞に載った事故で、
シガテラ毒に当たるのはよくあること。
漁師のあいだでは、二日酔いの症状に
似ていることから「魚に酔う」という
表現をする。
観光に来て釣りをする人が増えている。
釣った魚がシガテラ毒を持っている可能性も
ある。魚に慣れている人ならシガテラを持つ
魚を見分けることもできるが、
そういう人も少なくなってきた。
ところで、シガテラ毒にはもう一つの症状が
出ることがある。冷たいものに触ると、
電気が通じたように強いショックを受ける。
ドライアイスに触れたときの感覚に似て
いることから「ドライアイスセンセーション」
と呼ばれている。
自分で釣った魚には注意してください。
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