天気予報などなかった時代は、回りの自然の変化を見て、
天候を予測した。
有名なのが「デイゴ予測」
デイゴの花が例年になくきれいに咲くと大型の台風が
来襲する。いつもよりデイゴの花が多いときは、
台風が多く発生する。
デイゴの木の茂りが深いときは、その年は大風が吹く。
もちろん昔の人はデイゴだけを見ていたわけではない。
沖縄では普通に見られる「月橘(ゲッキツ)」
柑橘類で、ミカンの花のような白い花を咲かせる。
このゲッキツの花が多いと台風が多く襲来する。
ゲッキツが時節なく花咲くのは暴風の兆し。
クバの木の一時に二枚以上の新芽が出ると台風がやってくる。
芋の花が多く咲くときは台風が多い。
田芋の葉が豊かに茂るのは暴風の兆し。
大風の後、桑の目出しが早ければ、次の台風がやってくる。
浜のグンバイヒルガオが、海の方へとツタを伸ばせば
大風なく、陸の方へ伸ばせば大風が吹くとも言われている。
漁業のオジィも農業のオバァも昔からの言い伝えを
信じて疑わない。これは天気予報のなかった時代の話で、
デイゴの花が咲こうがゲッキツの花が咲こうが
天気予報の方が正確である。
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