♪天(ティン)ぬ群星(ムルブシ)や
♪読(ユ)みば読(ユ)まりしが
♪親(ウヤ)ぬ言(ユ)し事(クト)や
♪読(ユ)みやならん
天に群れなす星を読み数えようと思えばできる。
だが、親の言葉の深さに限りはない。
「てぃんさぐの花」という歌詞の一説であるが、
ありふれた教訓を一気に壮大な大空へと
つなげてしまう、ある意味すごい歌詞だと思う。
「てぃんさぐ」とは、沖縄方言で鳳仙花のこと。
昔は、薬草や今でいうマニュキュア代わりに
使われていたそうだ。
男の子たちは、その紅を楽しい遊び道具に使い、
女の子たちは爪を染めたという。
てぃんさぐの花や 爪先に染めて、親の言うことは
肝に染める。
(鳳仙花の花は爪先に染めて、親、目上のいうことは、
心にしっかり染めなさい)
サンシンブームとあって、
簡単な練習曲「安里屋ユンタ」から始める人が多い。
てぃんさぐの花も、習いはじめにはおぼえやすい。
レパートリーの一つに覚えてください。
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