うんたま森のキジムナー

大理石

国会議事堂の側面には、沖縄各地から切り出された
大理石が使われている。ツルツルで、顔を近づけると
光の加減では鏡のように映るそうだ。

大理石(トラバーチン)は琉球石灰岩で、
加工される前は、表面がトゲのように突き出ていて、
鋭いカミソリのように傷つけることもある。

遊泳中に高波に身体を持っていかれて、慌てて、
近くの岩に駆け上って、体中傷だらけとなってしまう
事故がよくおこる。

観光地でも遊歩道から出て、海岸を撮影していた人が
石灰岩の上で転んで、大けがを負うということがあった。

パイナガマビーチや新城海岸なども地名を表記するのに、
この琉球石灰岩(トラバーチン)が使われている。

この時期は海から島を見るとところどころ、
白いものが見える。白く見えるのは「テッポウユリ」で、
石灰岩の合間から力強く花を咲かせている。
その華憐な姿を写真に収めようと、激しい岩場に入り込んで、
足を滑らせて大けがを負った人が携帯電話で助けを
求めて、救急隊員も救助するのに苦労したという
ことがあった。

釣り人が大けがするのも、この琉球石灰岩だそうだ。
海岸線は遊歩道までで、石灰岩を乗り越えていかない方が
よい。トラバーチンは加工されて初めてその美しさを
表すもの。加工前は、人を寄せ付けるのを拒むように鋭い
トゲで、人を威嚇しているようだ。



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