年々、クリスマスムードが早くなってきているような
気がする。
宮古島で12月が意味するのは「忘年会」
新聞の広告も「忘年会予約受けたまわります。」が
目立って増えてくる。島の忘年会は1回で終わらない。
職場の忘年会だけでも会社の忘年会、各課の忘年会、
同期の忘年会などがある。
親戚や友人同士の忘年会、沖縄特有の模合仲間の忘年会など
その他数え上げるときりがない。
島の議員さんなら、忘年会をハシゴして回る。
そしてこの時期は、居酒屋の予約がなかなか取れないのも
困ったもんだ。
居酒屋に行くと広いテーブルにポツリと一人座っている人を
よく見かける。おそらく本土から島に働きに来ている人で、
集合時間通りに来られた人だろう。
「7時集合なら時間通り7時に来る人なんていないよ。」
と思わず声をかけたくなる。
律儀に誰か来るまで注文もせずに待っている。
「30分は誰も来ないはずだから、先にビールでも飲んで待っていれば。」
テーブルに置かれた「泡盛セット」を不思議そうに
見ている人もいる。
泡盛・氷の入れ物・そして水の入ったピッチャーと空のピッチャー。
これから始まることがわかっていいない。
みんなが集まるまでにレクチャーをしたくなる。
後1時間もすれば、すべてわかること。
そしてそれが年末までに何回も行われる儀式のようなものだと
言うことをわかっていない本土から働きに来た1年生。
「飲むには覚悟が必要だよ。」
「飲むなら飲む、中途半端に飲めないのなら飲むな!」
張り紙でもしておけばいいのに・・・・
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