本土では梅の花が満開に咲いている頃。
沖縄は梅干し全国1〜2位を競うほどの消費県。
梅の木はあるが、梅の木から実摘んで梅干しを作る習慣はない。
漬けられた梅干しを本土から取り寄せるかスーパーで買う。
沖縄の市販のお弁当には必ずと言っていいほど梅干しがのっている。
関西のオバチャンのポケットには飴ちゃんが入っているが
沖縄のオバァのエプロンの ポケットには乾燥梅干し(スッパイマン)が入っている。
お茶を飲むときにひとつ食べる。
梅が日本に伝わったのは3世紀の終わり頃、当時は食用ではなく
奈良時代になり、柿や 桃、梨などと同様に生菓子として食べられる
ようになったという。 その後梅の効能を体験的に知るようになり、
一般的に庶民が口にするようになったのは 江戸時代のことだとか。
梅には七徳あるという。毒消し、防腐、病気避け、流行病の薬…などなど。
「頭痛に功あり。婦人頭痛するごとに、こめかみ貼るを常とす。」
こんなこも書かれている。
子供の頃、近所に梅干しをこめかみに貼ったオバチャが よくいた。
沖縄では冷蔵庫が普及していなかった時代、梅干しの毒消しに頼っていたという。
沖縄にも梅の木はあるが梅干しを作る習慣はなかった。
怪しいものを含めて、オバァはなんでも手作りしていたが、梅干しだけは
作っていなかった。
今は梅雨時期になるとスーパーで梅干し作りセットが売られている。
我が家では本土から送られてきたりするので、漬ける必要もないのだ。
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