うんたま森のキジムナー

おでん

私はチャンコ鍋屋の息子であり、そのお店は
「おでん」(関西では関東炊)でも、そこそこ名が知られている。
なんでも私がこの世に生まれてきて初めての食事が店の
「おでん」だったそうだ。
今はつぶれてしまってないが、戦後の闇市の時代から出汁は
継ぎ足し継ぎ足しで使っている。
それでも出汁は透明でテレビの取材もよく受けていた。

自分の意見が通るようになるまで、店で食べるものは
「おでん」ばかり。
そして嫌いな食べ物が「おでん」なのだ。

沖縄に来たとき有名なおでん屋に連れて行かれた。
飛行機に乗って約1000㌔も「おでん」から離れたのに着いた
その日のお店が「おでん」

一緒にいた方は私の素性など知らずに
「沖縄のおでんが食べたかった。」嬉しそうだった。
それも夏の撮影だったので、夏の沖縄で「おでん?」
とりあえずお任せで数品注文した。

出てきたのは「ダイコン・テビチ・ウィンナー・手羽先・空心菜」
ダイコンは、おでんの定番だからわかる。
なんでテビチにウィンナーおまけに鳥の手羽先なの?????
これが沖縄の「おでん」おでんに欠かせないものはテビチ。

ウチの母の店のおでん鍋に豚足をほり込んだら
ゴマすり棒で殴られるか、フライパンで頭を叩かれるだろう。
しかし沖縄のおでんにはテビチは定番中の定番。

テビチの語源にこんな言い伝えがある。
その昔、テビチはめったに口にすることができなかった。
(4本しか取れないから)ご馳走であるから
「タベタイ」→「タベティ」→「ティビィチィ」→「テビチィ」
となったそうな・・・

(ホンマかいな)


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