くらいのヨモギが野菜売り場に並んでいる。
ヨモギも大きくなると50センチくらい大きくなる。
香りが好まれて、魚料理、豚、羊、馬肉料理、
天ぷら、おじやなどの家庭料理に三つ葉や
パセリのような感じで使われる。
「医食同源」
油物に配して胃をしっかり働かせようということか。
方言で「ヤツウサ」 ヤツ(灸) ウサ(草)と
オバァから教えてもらった。
宮古に限らないが昔は、灸のモグサの原料として
貴重だった。若葉は、すり鉢で潰し絞って湯呑み
三分の一くらい飲むと胃がシャンとして貧血、
高血圧の薬となる。
他にも解熱、夏負け、汗疹の予防にも使っていたそうだ。
ただし使い過ぎると血圧は下がり過ぎることがあるとか。
苦いので、ミカンの葉やベンケイソウなど
5種の葉をブレンドすると効きが増すとか
飲みやすくなるという。
外傷にも傷に塗ると殺菌消毒になる。
中国では、端午節句にショウブとヨモギを
軒にさして邪気を払うという習慣があるそうだが、
宮古島にはそのような習慣はない。
家の近所を散歩していると道路や脇に
ヨモギが顔を出している。
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