明治20年2月5日 沖縄の実情調査の為来島した
農商務省の役人で田代安定という人が
宮古島で一羽の美しい小鳥を採集した。
眼から首にかけて、光沢をおびた暗緑色の
縞があり、背中と腰はコバルト色、
尾と羽は暗青色、という鮮やかな小鳥だった。
しかしこの鳥ははく製にされて、東京大学の
標本室に保存されたまま、長い間
忘れられていたそうだ。
それが、たまたま標本整理中だった鳥類学者の
黒田長礼という人の目にとまり
大正8年にカワセミ科の新種として学会に発表された。
これが宮古島の固有種「ミヤコショウビン」
ところがその後、この鳥を採取する目的で、
たびたび本土から鳥類学者が来島したが
その姿を目撃した人はいない。
ミヤコショウビンは、最後の一羽を標本として残して、
この世から消えてしまった。
「幻の鳥」と呼ばれ、今なお、世界の鳥類学者の
注目を集めている。
我が家の庭に、よく現れる似たような鳥がいるのだが・・・・
まさかねぇ~
写真を撮ろうと思うのだが、小さくて警戒心が強く
撮れない。
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