セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ
お経のように祖母から習った。
川べりでセリを摘んだり、原っぱでナズナ(ぺんぺん草)を
摘むときも祖母は掛け算の九九を教えるように
「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ…」口ずさんでいた。
7日は七草、年末年始と飲み続け胃腸が弱っている。
身体を休ますように胃腸にやさしいお粥さんがいい。
飲み続けた胃腸をいたわるための七草粥と思っていたら、
中国から伝わった風習らしい。
宮古島でもスーパーで、七草を一パックに入れて「七草粥セット」というのが、
いつの頃からか売られるようになった。(ここ最近の事)
沖縄には、本土のような七草粥の習慣はない。
違う形の七草がある。それは旧暦の1月7日で「七日節句」と呼ばれている。
一年の健康を願って、ヒヌカン様に「ナージューシー」を作ってお供えする。
本土の七草粥と通ずるものがある。
沖縄の七草は、高菜(シマナー) 、ヨモギ(フーチバー)、大根葉(デークニバー)
不断草(ンスナバー)、ネギ、水前寺菜(ハンダマ)、長命草(サクナ)で作るが、
この七草にこだわらず七つの葉が入っていればいいそうだ。
他にも酢の物や豚肉料理が合わせて供えられる。
昔はすべて旧暦で行われていたので、七日節句も盛大に行われていたそうだ。