いつまでもお正月気分ではいられない。
一般にお正月の期間は、正月飾りがとれる松の内までといわれている。
関東や東北、九州では1月7日までで、関西は15日。
鏡餅を割る鏡割りは関東が11日で関西は15日。
7日は7日節句で15日は小正月である。
沖縄の正月は少し前まで旧暦で行われていた。
新暦に行われることが多くなり、正月が一つになった。
旧暦では小正月がいくつかある。
元旦の正月、1月7日7日節句の7日正月、11日鏡開きの正月。
15日は、小正月、16日は、グソー(あの世)の正月で
そして20日に20日正月がある。
家の守り神であるヒヌカン様にお供えをして手を合わす。
沖縄でも地域によって多少異なる習慣があるそうだ。
12月に入った途端にスーパーではしめ縄や鏡餅、松飾などが
売られていたが、そのような正月飾りを飾るような習慣はなかった。
テレビの影響から、どこの家でも正月飾りを飾るようになった。
漁師仲間の一人が、鏡餅の上に乗っているダイダイを食べるのを
楽しみにしていた。小正月の15日に食べて見たそうだが、
甘いところはご先祖様が食べていってしまったと
ボヤいていた。