アラブの猫

ねこが好き。花が好き。おさんぽ大好き。
日々の暮らし。

猫の初恋

2007年05月03日 | 
猫「ぼかぁ、なんだかあの黒猫をみると むねがどきどきするんだにゃ」
窓越しから見える、大きな黒猫を見て 母に告白する猫でした。
母「それは、もしかしたら 恋かもねぇ」

うちのきんじょに、でっぷりとした大きな黒猫が闊歩しています。
このまえ、みたときは 片目に斜めに傷を負っていて喧嘩の勲章のように
思われます。
猫のジャンルで言うと、いかにも悪いかんじに見えます。

キキが、のほほんと窓辺でひなたぼっこをしていたら
塀をつたってそばまできて「ぐにゃ~ん」と黒猫が鳴きました。
はい、家のキキは黒猫に「いちころ」だったわけです。

でも、ある日 その黒猫が塀の上を歩いているとき
尻尾の辺りからぴゅうと透明な液体をだしてトビ散らかしていたのをみて・・。
は、オス猫だったんだと気付きました。

キキはいちおう男の子なので、あきらめなさいねと
母は言い聞かせるのでした。

初恋はせつないの。花のように、いつか散ってしまうのね。
藤の花が風にそよぐ5月のある日の話です。



スーパーにスイカを買いにいきました。
同じ大きさで、種がたくさん見えているのと・そうでないのがありました。
値段も同じです。
すごく迷って、種がたくさんあるほうを選びました。
甘かったです。

「楽あれば苦あり」と私はいつも言います。
「苦あれば楽あり」と夫はいつも言います。
なので、ショートケーキを食べるとき いちごから先にたべるか・そうでないか
分かれます。


向田邦子展

2007年05月03日 | トウキョウ
世田谷文学館、「向田邦子 果敢なる生涯」に行ってきました。

京王線芦花公園から歩いて5分ほど。
平日の午前だったこともあり、静かに見ることができました。

入ってすぐ、向田さんの思い出の写真を見ることができます。
私は猫と一緒に映っている写真が一番すきなので、じっくりと見たのでした。

思い出の洋服や、生原稿、台本、カメラ、猫の置物、器、保険証・・
丸山ワクチンのことや、昔の恋人のこと。

印象に残った物は、向田さんのお父様の「手帳」でした。細かく綺麗にキチンと
した字がなんだか凄いなと思ったのでした。

4つぐらいブースがあり、朗読コーナーがあります。ヘッドホンをつけて
「かわうそ」を聴いてみました。かわうそを読まれたことありますか?
かわうそな私が言うのもなんですが、すごい怖いです!

寺内貫太郎一家の茶の間を再現したコーナーもありました。このドラマを見たことはないのですが、とても懐かしさを覚えました。

「勝負服」という言葉を使ったのが向田さんなんですよね!青山に勝負服を
来て立つ向田さんの写真があります。そこの場所を通ると、なんとなぁく 「ここだっ」と叫んでしまいたくなってしまいます。

写真は、向田さんがお好きだった青山「菊屋」さんの水羊羹です。
今でも「菊屋」さんに行くと、向田さんの写真を見ることができます。

暑い日に、真っ黒な折れた木から白煙がでている光景に 白い字で
飛行機事故のことを伝える画面を見たこと・・今でも鮮明に覚えています。
あれから25年たったそうです。
月日がたてばたつほど、心にのこりよみがえってくる 素敵な人なんだと思います。