アラブの猫

ねこが好き。花が好き。おさんぽ大好き。
日々の暮らし。

ゴールデンウイーク

2007年05月06日 | 
猫「みなにゃん、おはようございます。東京の朝は雨。
ゴールデンウイークは、みなにゃん あそぶのに大忙しだったことでしょう。
ふふふ、あしたから ふつうの日が始まるんですよねぇ。
やっとゆっくり 眠れます」

と、思っているのは うちの猫だけでは ないような
気がいたします。


雨がしとふる午後、図書館に本を返しに行きました。
図書館に行くまでに誰にも会いたくないなとおもいながら
歩いていました。
連休最後の日はみなどこへいったのやら。
いつ、家にもどってくるのやら。
商店街もひっそりと静かですし、知り合いにも声をかけられず
図書館に到着することができました。
図書館の勉強スペースも余裕がありましたし・雑誌閲覧ブースなんてガラ空きです。
時代小説を一冊返し、代わりに「ル・コルビュジエの勇気ある住宅」(安藤忠雄著)を一冊借りました。
一度に5冊借りれるのですが、最近は欲張らず一冊読み終わってから
新しい本をかりるようにしています。年をとったら欲張りでなくなりました。
建築に携わる人は、必ず「コルビュジエ」を語ることが多いような気がします。
この本の中で一番いいなぁと思う家は、ご両親に贈った「小さな家」です。
一度住んでみたいなと思う家は仕事場で使っていた丸太小屋です。
狭そうなのに心地よさそうなかんじです。壁面は丸太ですが、屋根はとたん板みたいなように見えます。
傑作といわれるのは、ロンシャンの礼拝堂だそうです。
私にはこの黒い屋根が水牛の角に見えたりします。
世界中に、作品があってかっこいいなぁと思いました。
コルビュジエが愛妻家で、2人の幸せな写真がとてもいいかんじでした。
一冊分読んですごく旅した気分になりました。また、新しい一冊を
借りにいくときは晴れているといいな。

路上観察

2007年05月06日 | トウキョウ
東京オペラシティ「藤森建築と路上観察」に行ってきました。
路上観察ってなんだろうと思ったのがきっかけです。

入ってすぐ、木や壁の模型がおいてあります。壁といっても草が入っていたりと
なんだか自然なかんじです。ドロ壁は、アフリカで見たことがあります。
木どいは、なんだか流しそうめんを
彷彿とさせるような、建築と芸術なかんじでした。木を斧で仕上げるって
むづかしいだろうな。

タンポポハウス、にらハウス、ラムネ温泉。
なんでタンポポなんだろう、にらは育てにくそうだなあとか素朴に疑問じながらしみじみと写真をみつめたのでした。炭酸泉をらむねと表現するところいいですね。

靴をぬいで、みどりの塊がぼこぼことあるスペース。おくには、不思議な形をした
家のようなものがありました。
抹茶の香りとみどりの草の香りがまじります。
この家、昔の猫のすみかに似ているような気がしました。籠風で流線型です。
茶道気分でかがんで入ってみると、「路上観察」のビデオが流れていました。
ほのぐらいなか、みんな「どよぉぼそっ」と笑い声が一体化してました。
ある外国人の方は、うつぶせで寝転んで見ていて(OH!)と思いました。
写真は万国共通で理解できるものなんですねぇ。

東京の未来計画なんてを模型化してあり すごい説得力がありました。
模型だと、東京タワーが壊れています!

さて、路上観察とは学会もあって なかなかしっかりとした骨太の
ものな会のようです。

一番心に残ったのは、靴の裏の石ころの標本です。
だんとつで、印象的でした。私も集めておけばよかったぁと自分を省みました。
一冊本を買おうということになり、林丈二的考察学を選びました。

観客層はいろいろでした。
なんだか同じペースで回っていた他人行儀な50代カップルも出口付近では
打ち解けていたかんじがしたのを 横目で見てしまいました♪

GW・劇場から戻る奥さん達の集団と、路上観察を見てから帰る集団と
エスカーで合流します。
見たものはちがうけど ちょっと笑い顔でエスカレーターを下るというとこは
同じでした。

路上観察メンバーに杉浦さんのお名前があり、とっても残念におもいました。