唐津市近代図書館のイベント情報

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(ときどき、他の施設の情報も…)

【今日の一枚】 「寺沢氏二代と今井家展」 (5月5日まで!)

2014年05月01日 | ここどこ?・今日の一枚
今日の一枚は、現在開催中の「寺沢氏二代と今井家展」の入口の様子です。


会期も今日を含めて残り5日となりました。
3日(土・祝)と4日(日・祝)は、図書館は休館ですが、展覧会のみ開館しています。
16世紀末~17世紀の唐津焼30余点と陶片を展示した
「中里家寄贈品にみる 唐津焼と寺沢氏」のコーナーもありますよ。

「唐津やきもん祭り」とあわせて、ぜひご来場ください!

○「唐津やきもん祭り」チラシ


○「寺沢氏二代と今井家展」チラシ(表)

○「寺沢氏二代と今井家展」チラシ(裏)


「石漆石目地塗紺糸威桶側二枚胴具足」
 (いしうるしいしめじぬりこんいとおどしおけがわにまいどうぐそく)
この具足の兜は、頂部がとがった突盔形(とっぱいなり)の形をしており、
兜の飾りである前立(まえだて)は、木製の猪の顔が付けられています。
胴や草摺(くさずり:太腿を守るために、胴から吊り下げられた鉄板)には、
唐津の曳山でも見られる「石目地塗(いしめじぬり:岩や石の表面に似せて、
細かい砂状の模様に仕上げたもの)」という、漆塗の技法が使われています。
これは、江戸時代に製作された具足ですが、兜や鎧などには、
桃山時代の様式を残して作られています。

「槍」
これは、今井家伝来の槍で、幕末の北陸の刀工である「源正蔭」により
文久2年(1862)に作られたものです。
正保4年(1647)の寺沢堅高(かたたか)の自害により、寺沢氏が改易されると、
寺沢家の家老として存在していた今井家は、
しばらくは、堅高の娘を守って大坂にいましたが、
その後、譜代大名の榊原家(播磨姫路藩主、後に越後高田藩主)の招きに応じて
榊原家の家臣となり、明治維新を迎えました。
この槍は、そうした今井家の歴史を物語る貴重な槍です。

「唐津城下町鳥瞰図」
この鳥瞰図は、19世紀に、時の唐津藩主小笠原家の御用絵師であった
長谷川雪塘により描かれた絵図です。
唐津城や城下町、さらには、海や虹の松原にいたる風景が俯瞰した形で描かれており、
江戸期より風光明媚な土地として有名であった唐津の特徴がよく描かれています。



■唐津市近代図書館■
TEL (0955)72-3467
〒847-0816 佐賀県唐津市新興町23番地(JR唐津駅南口すぐ)
ホームページ http://tosyokan.karatsu-city.jp/

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