『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2023/2/5分)

2023-02-10 21:41:14 | 日記

ウルトラマンデッカー

今回の「立ち上がれ! デッカー」は、特別総集編(3)でしたね。

前回のラストでボス怪獣が出て来たのに、ここで、総集編かい、とツッコミを入れた人も多そうですね。まぁ、私も、「また!?」とは驚きましたが、総集編は総集編で、これまでの戦いの軌跡を良い感じに振り返らせてくれるので、嫌いではありません。

まぁ、この総集編は、デッカーの戦いっつーより、マルゥルが経験した地球の危機を振り返り、また、デバンから聞いていた、他の地球で活躍したウルトラマンたちの活躍を語る感じでした。もちろん、こういうパターンも好きですよ。

スフィアの地球侵略が、いよいよ、最終段階に突入した事で、ホッタさんの神経は限界寸前。けれど、マルゥルはいつも通り、泰然自若としている。顔が顔なので、表情が出ないってのもあるんでしょうが、やはり、ウルトラマントリガーと共に戦ってきただけあります。危機がガチなのは承知の上で、ここで、自分がパニックを起こしても何もならない、と動くべき時に備えてましたね。

マルゥルとの会話で、ようやく、落ち着きを取り戻せたホッタさん。彼は、ウルトラマンがいれば大丈夫だ、と自分に言い聞かせているようでした。ただ、個人的には、ウルトラマンは最強でもないし、完璧でもありません。これまでのウルトラマンが勝てたのは、どんだけ、ピンチに陥っても、諦めない人がいて、そんな心が強い人らからの声援と協力があったからこそ。むしろ、最終決戦で勝利の鍵になるのは、ウルトラマンではなく、人類の心。その人々の強さを背負って、カナタ、ウルトラマンデッカーが、どのようなラストバトルを繰り広げてくれるのか、楽しみです。

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

ドン47話「ドンノーかいぎ」、もう、終盤も終盤だからか、カオスっぷりに輪がかかってましたね。けど、このメチャクチャっプリが観ていて、実に楽しい。ほんと、ラストまで、この流れと勢いのまま、カオスっぷりを炸裂させてほしいものです。

今回はほとんど、「喫茶どんぶら」の中でストーリーが進んでましたね。まぁ、ドンブラザーズと元老院に追放処分をされたソノイら、脳人らが同盟を結ぶか否か、の話し合いをする訳ですから、この店ほど適した場所もないでしょう。自分達との話し合いに応じてくれた事に感謝するソノイ、対して、またしてもヒトツ鬼になってしまった雉野を救ってくれたソノイに礼を告げたタロウ。良い友情が築かれているようだし、同盟まで、すんなりと事が運びそう、と安直に考えたのは、きっと、この『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のカオスっぷりをまだ、実感していない人だけ。まぁ、ここまで観ていて、実感してない人はいないでしょうが。

これまでヒトツ鬼となり、脳人に斬られた事で異空間に閉じ込められていた人々を解放してくれた、誠意を示す行動には理解と敬意を示す一方で、これまで敵だった脳人と共闘するのに抵抗を覚えているのは、猿原さん。理由が理由なので、猿原さんのスタンスは、そこまでおかしくない。助けてもらったにも関わらず、礼を言うどころか、悪態を吐きまくるのが雉野さん。未だに、美保さんの事を引きずっているようだ。タロウの嘘を吐けば死ぬ、その体質を思い出した事で、やっと、美保さんが獣人である事を理解したようだけど、それでも、断固反対の姿勢か。

自分を愛ゆえに騙し、夏美を殺させようとし、だが、非情にはなり切れず、その甘さゆえに命を落としたソノニを救うべく、無自覚に溜め続けていたポイントを、ほぼ使い切っていた翼さん。翼さんの優しさに、ソノニは感動し、惚れ直したようだけど、まだ、彼女を許せないって気持ちはあるのか、彼女からのラブコールに、翼さんは素っ気ない、どころか、無視を決め込む。そんな冷たい翼さんに、ソノニは酷く落ち込んでしまう。こりゃ、重症だ。

街で暴れていたソノシらがやってきた事で、ようやく、戦闘パートに突入。しかも、今回は、ヒトツ鬼が二体。そんで、雉野とタロウがヒトツ鬼に吸収されちまった!? ほんと、とことん、ファンを力技で振り回してくれる。まさか、次回に引っ張るか。しかし、嫌いじゃないぜ、そうゆうの。既に、確かな絆が結ばれているドンブラザーズとソノイたちが全力で共闘できるのか、そして、過酷な現実に直面し、絶望のどん底に突き落とされてしまったジロウが、どのように復活を果たすのか、そして、ラスボスは何なのか、ほんと、楽しみが尽きない。

 

仮面ライダーギーツ

21話「乖離Ⅴ:ゲイザーの鉄槌」は、タイトルにある通り、新たな仮面ライダー・ゲイザーが参戦し、私らを興奮させてくれると同時に、弥音と冴の友情にグッと来るストーリーでもありましたね。

前回、冴は指令が書かれたカードを持っていました。しかし、これは、冴がデザスターである、と示すものではなく、ミスリードだ、と勘付いていた視聴者も多かったんじゃないでしょうか。その読みは当たっていたようで、デザスターは冴ではなく、弥音だったようです。けれど、ヌケている時はヌケているにしろ、基本的には物事に冷静に取り組める弥音が、誰かにカードを見つけられる、そんなヘマはしない。どうやら、冴がカードを拾うように、ゲームマスターであるニラムが小細工をしていたようです。

デザスターを追放するチャンスを得た冴ですが、それを後回しにせねばならない事態が起きてしまいます。前回は景和の姉・沙羅さんがターゲットになっていましたが、今回、時限爆弾に拘束されてしまったのは、冴の家族。解除手段は前回と同じなんだが、今回は、コードが三本。正解は赤、黄色、青、の一本なのか、それとも、二本を切るのか、それすらも判断できない。ともかく、メロンを持っているジャマトを発見し、倒すしかない、と動き出す一同。

家族の為に必死になる冴の行く手に立ちはだかるのが、修羅道を爆走中の道長。狙いは、ポロが使っているゾンビバックル。身体能力で言えば、冴の方が上だろうけど、今や、バッファは鬼人の域。抵抗するも、ゾンビバックルは奪われてしまう。それでも、家族の為に足掻く冴を守るように動いたのが、家族との仲が良好ではない弥音だった。デザスターでありながら、自分と自分の家族の為に怪我までしてくれた弥音の優しさによって、冴は心が動かされ、自分がデザスターである、と周りに疑われるような行動に出たのである。見事、ジャマトを倒し、時限爆弾も解除して、家族を助けられたけど、冴は今回のゲームから脱落する事に。しかし、彼女に悔いは無いようです。冴の意思を汲んだ弥音も、景和と同じく、腹を括った、と直感させる表情になりましたね。

一方で、全てのライダーをぶっ潰すべく、ジャマトサイドと手を組んだ道長を抹消すべく動いたのが、プロデューサーであるニラム。彼はかつて、ギロリから没収したヴィジョンドライバーを使い、仮面ライダーゲイザーに変身。白と金、もう、強者のオーラ、ビシバシ出まくってる。やっぱり、グレアとゲイザーは生物モチーフじゃないのかな。その戦闘力は凄まじく、ポロを一方的に痛めつけたバッファですら歯が立たぬほど、攻守のバランスが凄まじい。だが、追い詰められるほどに強くなるのが、バッファの持ち味。えげつない威力の必殺技を喰らう間際で、ゾンビバックルをセットし、ギリギリで持ち堪えた。ゾンビじみたしぶとさを見せつけた道長に、何よりも、現実味を重視するニラムは感銘を受けたようで、道長を見逃す決定を下しましたね。これが吉と出るのか、凶と出るのか、うーん、読めん。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日の出来事(12-2-5) | トップ | 今日の出来事(12-2-12) »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事