まだ5月の末なのに、なんだか真夏のような気温の上がり方に、「温暖化」という言葉がよぎります。
長崎では紫陽花祭りが開催されているそうです。道端の紫陽花もきれいだけれど、そこでしか見られない様々な品種が中島川沿いに並べてあって、テレビで見ても紫陽花の美しさに見とれてしまいます。
その紫陽花祭りは、長崎では「おたくさ祭り」といいます。「おたくさ」は、紫陽花の学名です。今から200年ほど前、長崎に出島オランダ商館医として来日していたシーボルトが、帰国してこの紫陽花をヨーロッパに紹介するときに、長崎に残してきた妻の名前「お滝さん」から「ハイドランゲア・オタクサ」という学名にしたそうです。そこから「おたくさ」と言われるようになりました。美しく咲く紫陽花に最愛の人の面影を重ねたのでしょう。シーボルトの思いが伝わるエピソードですね。
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新緑の季節になりました。やわらかいそよ風が心地よく、うす緑色の若い葉っぱをゆらしています。思わず空を見上げて深呼吸してしまいました。学校の中にばかりいるのがもったいなくて、このところお昼休みには、ふらふらと学校周辺の公園や川べりを散歩しています。
今、私は佐世保校の次年度のパンフレットなど募集ツールの作成で締切に追われ、ほとんどの時間を費やしています。その最終ページ「合格体験の手記」の編集作業をしながら、今年3月に卒業していった学生たちが書いてくれた文章を、改めて読み直すことになりました。何よりパンフレットに顔写真付きで載ることを、一人ひとり快く了解してくれたことが、本当にありがたかったです。
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