「子ぎつねヘレンがのこしたもの」
著者:竹田津 実
出版社:偕成社
発行:1999年5月
心によびかけるノンフィクション「森の獣医さんの動物日記②」
文字の殆どにふりがなが振ってあり小学生でも読めるお勧めの本です。
『キタキツネの子へレンは、
道路わきにうずくまっているところを保護されて、
獣医の竹田津(たけだづ)先生のところへつれてこられました。
ヘレンはどうやら目が見えず、耳も聞こえないようです。
ミルクを与えても、見向きもしません。
でも、先生夫妻の懸命な介護で、ヘレンはやがて・・・。』
「子ぎつねへレンガのこしたもの」前書きより
このブログを読んでくださっている人からの「お薦めの本」でした。
早速、図書館で借りて読みました。
「子ぎつねへレンがのこしたもの」という、タイトルからも分かるように、ヘレンの運命は予測できますが…とにかく、読んでみてください。
ゆっくり読んでも2時間あれば充分です。
2時間で、こころが暖かくなります。
・文章が素朴でいい。
・ヘレンが可愛い。
・イラストがピッタリ。
・奥さんがほのぼの。
・動物達がいきいき。
この子ぎつね(ヘレン)は竜とダブります。
ヘレンの90%が竜の中にあります。
そして、ヘレンの何倍もの物語が竜にもあります。
ヘレンは不思議な仔です。
でも、竜はもっと不思議な仔です。
この物語の主人公はヘレン。
でも、もう一人の主人公がいます。
是非!読んでみてください。
ご感想をお待ちしております。