少し前の事。
畑でキュウリの収穫をしていた時、
何が書いてあるのか分からない派手な幟を建てたリヤカーが、
ウチの前の砂利道を八ヶ岳の方から降りてきた。
あまり見かけない絵面だったので「ぽか~ん」としていたら。。
「こんにちは~~~美味しいケーキいりませんか?」と、
リヤカー引きの青年に声を掛けられた。
「へ、ケーキ?」
なぜ?こんな田舎に?
見渡す限りの田舎。
人間は私だけ!
なぜ、なぜ、なぜ。
なんか変!
この人なんか怪しい!!
と思いながらも近づいてみた。
リヤカーの上には大きな保冷庫の様な物があり、
蓋を開けたらパンと言えばいいのか?ケーキといえばいいのか?
そうだ、洋菓子という種類のお菓子がビッシリ入っていた。
青年は、テキパキと商品説明を始めた。
「生クリームの入ったパン。カスタードの入ったクロワッサン。
バームクーヘンとかがお勧めです。」
私としては、そんなことよりも、
ここにこんな人が、
こんな風に表れたことが不思議で不思議で仕方なかった。
「ちょっと、あなた怪しげなんだけど・・?」と、言ってみた。
「そうですよね。よく言われます。」
「何か、、組とか、、の手先?」
青年は大笑いして「そこまで言われた事ないな~」
「ちゃんとした会社の美味しいお菓子で、結構売れるんですよぉ。」
写真はNGだという事だった。
騙されたつもりでパン4個と箱入りケーキを1本買った。
合計で3500円位だった。
「ちょっとお高いわね。でも、買いに行く手間と交通費を考えたら、、
ま、いいかも。。」
パンは写真を撮り忘れたけどスポンジケーキはこれ
パンもケーキもとても美味しかったし、
青年も爽やかだったし、
ちょっとした緊張感も味わえたし、
良かった良かった!
それにしても、謎だらけ?
何と効率の悪い販売方法なんだろう?
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