KISHOの東京・沖縄・奄美日記

沖縄にいながら奄美と東京を巡るヒゲ親父の日記

うーしーもーの今

2013-04-16 18:19:37 | Weblog
那覇市識名の大石公園が数年前から整備されて、ユリの球根を沖永良部や伊江島から送って貰い、今や季節の到来で公園はユリの甘い香り漂う空間となった。公園内では自治会が世話をするヤギが数頭飼育されており、地域の子供たちの情操教育にも寄与しているという。ユリ満開を伝える新聞記事を目にして数十年前の公園の有様を思い出した。公園というには程遠い荒れた山で、通称・うーしーもーと呼ばれていた。小生の通う那覇市立識名小学校の真ん前にあって、時折り不審火で山火事を起こした曰くつきの場所だ。校舎から煙たなびくうーしーもーを何度見たことか・・名前の由来だが、「うーしー」は牛から来ていて、もーは「毛」で場所を指しているかも知れない。かつて家畜の牛が放牧されたのどかな時代を彷彿させる。琉球王朝時代に、もーい親方(うえーかた)が近くに住んでいたと聞いた覚えがある。とんち親方として地元に親しまれた彼は、いわゆる沖縄版一休さんといったところか。久しぶりに現地を訪ねてみたくなった。