クロアチアのスプリットから美しい景観を楽しみながらバスで7時間半、ボスニアの首都サラエボに夕方5時ごろ到着しました。
車窓から
ここは10年ほど前まで内戦が行われた町として有名ですが、日本人旅行者にとっては「ヤスナ(イヴァナ)の家」があるところとしても有名です。人によっては、ヤスナが一番の観光ポイントだと言う人もいるくらいです。ボスニアなど旧ユーゴ諸国では宿泊はホテル以外に、自分の家を旅行者向けに貸しているプライベートルームというのが一般的で、ヤスナもその中の一人のおばちゃんです。このヤスナがなぜ有名なのかというと、彼女は日本人男性旅行者を自分の家に泊めて、夜に夜這いをかけてきたり、露骨なセクハラをしてきたりするということだからです。ブダペストの宿でもヤスナの家に泊まった人がいて、いろいろと話を聞きました。セクハラは嫌ですが、怖いもの見たさというか、なんというか、興味津々です。日本人女性旅行者Mちゃんと二人で行動していたので、多分大丈夫だろうということもあります。バスで到着すると客引きとして現れるそうですが、果たしてどうなることやら。
という心配をよそに、いきなり来ました。フレンドリーな痩せぎすのおばちゃんが駆け寄ってきて、僕達が日本人であることを確かめると、自分から私はヤスナだと名乗ってきました。あまりに上手くいったのでびっくりです。ヤスナはセクハラのイメージしかなかったのですが、実際はとても良い人であれこれと世話を焼いてくれたりして、最初の好感度はかなり高めです。ただ、いきなり「お前たちは恋人か?」と聞いてきて、Mちゃんが「ただの友達」と素で正直に答えたので、あわてて「いや、恋人だ」と嘘の訂正をしておきました。友達だったら、セクハラOKとか思われたら嫌だし。さすがに恋人と旅行している男性をおそわないだろう。
宿では夕食はヤスナの手料理を食べるのですが、その時の会話がセックスショップの話だったり、ディスコでのナンパの話だったりと、割と下トークだったので、「ああ、やっぱり噂どおりかも」と警戒心がちょっと復活してきました。2日前から泊まっている一人旅の日本人男性旅行者が宿に戻ってきたので、ヤスナが寝た後でいろいろと話を聞きました。やはり彼もエロティックマッサージや首筋への長めのキスなどを受けたらしいです。つい1日前の最新情報なので生々しく、ぞっとします。実際は3人も宿泊客がいたので、大丈夫でした。ほっ。セクハラさえなければ、ヤスナはとってもやさしくて良い人でした。次の町への早朝バスが出発するときに、寒い中バスを見送ってくれて、手を振ってくれたのには、ちょっとぐっときました。
ヤスナの家は、写真の建物の下の部分。上は友達の家だそうです。
ボスニアの観光ですが、町歩きはとても楽しかったです。ヨーロッパの街並とはかなり違っていて、建物が、日本の家屋を彷彿とさせる瓦の低い屋根や縁側っぽい木の椅子を持っていたりしてました。
紅葉もなかなか綺麗でした。
戦争の傷跡も多く残っていましたが、町の雰囲気は明るく、人もフレンドリーでした。サッカー日本代表監督のオシムは、ここサラエボ出身らしく、スーパーの店員さんに熱くオシムについて語られました。彼はオシムの息子がジェフユナイテッドというチームの監督だということまで知っていました。新聞でチェックしているそうです。なるほど。
貞操も無事だったことだし、素晴らしいサラエボ滞在となりました。
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久しぶりやねえ。パスポートコントロールではお世話になりました!あれからもう2ヶ月も経つんやねえ。就職活動or公務員試験がんばって!!
ひろさん
サラエボは、まさに毒と美しさのハーモニーですわ。結構おすすめですよー。
風景がきれいなのか、シンイチさんの腕がいいのか。私も旅行で綺麗な写真を撮りたいものです。
何気に旅行記を見る楽しみのひとつは綺麗な写真をいて異国情緒に浸ることだったりする@ぴでした~