最高に楽しかったメキシコシティ、そしてペンション・アミーゴをついに出ました。出てしまいました。
当初1週間のつもりだった滞在日数も最終的に16日になっていました。メキシコシティには、このまま何ヶ月でもいれてしまいそうな魔力があったのですが、このままでは旅が進まなくなるという焦りがあり、自分に激しく鞭を打って出発しました。それに、9月16日に独立記念日があり、その日を境に主要メンバーがそれぞれ旅立っていったことも宿を出るのに後押しになりました。また、社会人サッカーチームの先輩Kさんが9月14日に日本から1週間の短期旅行でメキシコ入りしたので、Kさんと行動を供にすることで、自分の旅行のスピードを速めたかったということもあります。
前回のブログの後も、色々と精力的に活動しました。フリーダ・カーロとディエゴ・リベラ関連の美術館・博物館めぐりや(”生命万歳”や、”日曜日の午後の夢”は素晴らしかった)、メルセー市場見学(野菜や肉が激安!玉ねぎ1kgが20円)、メキシコ2回目のサッカー観戦(マラドーナが5人抜きの伝説を作ったあのアステカスタジアムで)、などなど。宿ではシェア飯したり、毎晩のように深夜までテキーラを飲んだり、忘れることのできない時間を過ごせました。あーー、本当に楽しかった。楽しすぎて毎日ヘトヘトに疲れていました。
そんなシティ滞在のハイライトは、独立記念日の前夜祭の花火です。市内の広場で、深夜0時ころに数十万人の人が集まる大イベントがあるとのこと(地球の歩き方によると。実際は数万人でした。)だったので、宿のみんなで夜遅くに出かけていきました。
広場までの道では泡スプレーのかけあいがあり、みんなアワアワに。僕らもアワアワに。でも、誰も怒りません。下の写真のお父さんの楽しそうな顔を見たらとても怒る気なんか起きないです。
大統領の「ビバ、メヒコ!」のコールの後は、広場に面したカテドラルの周囲で花火が打ち上げられました。この花火は、今まで世界中で見たどの花火とも違い、強い衝撃と感動を受けました。まず、その花火の打ち上げられる場所が、数万人が密集する広場のすぐ側で、しかもカテドラルという歴史的建造物を燃やさんばかりの近さと低さなのです。カテドラル近くで見た人に聞くと、火の粉がじゃんじゃんかかってくるので実際にとても熱かったらしいです。そのため、すごい近い距離で、しかもカテドラルという美しい建造物を背景にし、その上荘厳な音楽が花火に合わせてかかっていて、現実離れした美しい空間を作り出していました。
花火が上がる前のカテドラル
花火とカテドラル
そんなこんなで、今はグアテマラにいます。この旅で記念すべき50カ国目の国です。50っていうのは一つの区切りとしてうれしいですね。しかし、次の区切りの100カ国行くのはちょっと無理そうです。最終的に70~80くらいになりそう。
シティを出てまず訪れたのは、メキシコ南部のパレンケという町です。マヤの遺跡を見学しました。ここは、物凄く蒸し暑かったのですが、同行したKさん曰く、日本の方が蒸し暑かったとか。。。うーん、日本恐るべし。。。
ジャングルの中にあるパレンケ遺跡
ジョジョの奇妙な冒険の石仮面っぽくないですか?
パレンケで一日観光した後は、すぐにグアテマラに入国しました。目的は、マヤ遺跡の最高峰ティカル遺跡の見学です。朝2時半に起きて朝日ツアーに出かけました。
日の出前、霧に浮かぶティカル遺跡。
そして日の出。雨季だったけど見事な朝日が見れました。
この日のツアーガイドは、遺跡そっちのけで猿やタランチュラなどの動物を発見しては喜んでいました。変なガイドだったけど楽しかったです。下の写真は毒グモ・タランチュラを手づかみで地中の穴から引っ張り出して、自分にくっつけてツアー客に写真を撮らせているところです。おーこわ。
ティカル遺跡も先日見たばかりのパレンケと同じくジャングルの中に幾つ物神殿がそびえたっています。パレンケと違うところは、ティカルの方が地形の起伏が少なくて森がフラットなので森から神殿が突き出ているのが他の神殿からはっきり見えるところでしょうか。
パレンケもティカルも素晴らしい遺跡でした。でも、遺跡はもうお腹いっぱいです。しばらくいいです。次はカンクンにでも行って再びカリブ海を満喫したいと思います。