世界一周の記録

2006年8月から2008年9月まで2年1ヶ月の世界一周放浪の旅をしていました。その旅の記録です。

ロスト・ワールド・イン・ベネズエラ 盛り上がってきました!

2007年07月29日 00時02分59秒 | 南北アメリカ

また、ブログ更新の間隔が空いてしまいました。その間、充実した旅行ができていたので今回のブログは長くなりそうです。すいません。辛抱強く最後まで読んでいただけると幸いです。

<南米旅行雑感>
アフリカを旅行している時何度か「南米は物凄く楽しい。それに対してアフリカはつらい事が多くてあまり楽しくない。物価も南米の方が安いし。」という話を何人かの旅人から聞きました。なので、南米に来る前はめちゃくちゃ期待度は高まっていました。しかし、いざ来てみるとそうでもなかったです。物価はアフリカとそれほど変わらないし、移動、観光、食事、宿泊、全てが快適で簡単で楽チンなのです。治安は悪いらしいですが、町を歩いていて感じる恐怖感、危険な空気、みたいなものはアフリカに比べると全然少ないです。夜も平気で出歩けるし、なんなら平和な感じすらします。これは、僕が危ない目に遭ってないからだけなのかもしれません。実際、知り合いの旅人に南米で凶悪な犯罪に遭った人が何人もいますし。僕が運が良かっただけなのかもしれません。観光に関しては、アフリカよりも見所は多いし、観光にかかるお金も安いです。パタゴニアのペリト・モレノなんかはかなり凄かったですし、大好きな町クスコやラパスでは、とても楽しい日々が過ごせました。しかし、アフリカを旅していたときほどの刺激や興奮や緊張感が無いのは事実です。キワキワ感が無いのです。スペイン語が旅行必須用語以外はほとんど話せないので、現地人とほとんど交流がないのも刺激が無い大きな原因の一つでしょう。アフリカでは英語を話す現地人が多数いたので、色々と刺激的な会話ができていました。こういった事情のため、南米は「ラクで楽しいけど全体としては印象が薄い」という感じになっていたのです。

しかし、ベネズエラに入国してから、一気に楽しくなってきました。アフリカ並みの治安の悪さ、宿が全然見つからずに泣きそうになるという観光向け施設の少なさ、闇両替の緊張感、色々なことが思い通りにならないイライラ感、それがとても刺激的なのです。アフリカを彷彿とさせるのです。あの頃の充実感が戻ってきました。

そんなベネズエラは、「旅行がし辛い」というだけではなく、ギアナ高地という素晴らしい自然がある地域があり、そこにはエンジェル・フォールとロライマ山という南米屈指の観光ポイントがあるのです。エンジェル・フォールは世界一落差がある滝、ロライマ山はベネズエラに多数あるテーブルマウンテンの一つで、その頂上の世界はかの作家コナン・ドイルが「ロスト・ワールド」を書くきっかけになったとか。それに映画ロスト・ワールドの撮影もこのギアナ高地で行われたそうです。

まずは、エンジェルフォール2泊3日ツアーについて。

<ATM事件>
ツアーに行く前にちょっとした事件があったので、それについて少し書きたいと思います。

ベネズエラでのコパ・アメリカ観戦に予想以上にお金がかかりドル現金が底をついたので、仕方なくエンジェルフォール・ツアーはATMでお金を降ろすことになりました。(余談ですが、そうなると公定レートでの引き落としになるので、闇両替よりも1.5倍も費用がかかってしまうので、かなり痛い。)旅行会社に安全だと聞いていたATMが残念ながらお金が切れてしまっていて使えなかったので(こういうところがアフリカっぽい)、そこにいたベネズエラ人に別の銀行の場所を聞いて行くことに。灼熱の町をふぅふぅ言いながら歩きたどり着いた別の銀行では、先客のベネズエラ人がいました。そいつが「先に使っていいよ」という仕草をするので、入ってカードを入れようとすると、そいつが僕のカードをパッと取り上げて「こっちに入れるんだよ」とか言いながら、もう一つあるカードの差し入れ口に通したのです。それは見るからに正規のカード入れ口とは違っていて、黒いプラスチックの小さな機械を、後からATMのそれっぽい所にくっつけたという感じでした。ベネズエラのATMでキャッシュカードの磁気データをスキャンするという話は以前からよく聞いていたので、「うわ~、俺今それをやられてるよ~」と一瞬で気づきました。そいつは、その後「こっちにも入れるんだよ。」とかいいながら正規の差し入れ口にも入れようとしてましたが、「そんなアホなことあるかいな」と思って、そいつからカードを取り返してそのATMから出ました。暗証番号を入れるところを見られない限り、磁気データをスキャンされてもお金を降ろされるということは、多分無いのです。うーん、さすがベネズエラ、危ない所だなあ、と思いましたが、この後さらにひどい事が起こるのです・・・

ここのATMをあきらめるとお金を降ろせないということになってしまうので、そのベネズエラ人がATMから出てくるのを待ってから、再度チャレンジしようと思って、ATMの外で待ちました。そいつはカモフラージュのためかお金をいくらか降ろして出てきました。携帯電話で何か話しながら、こちらを見ずにそそくさと立ち去っていきました。これで安全になったと思い、ATMの建物に入りました。好奇心でスキャン用の機械を触ってみると、簡単にポロッと取れました。両面テープでATMのそれらしい所に貼ってあるだけだったのですね。「うわ、取れちゃった」と思って焦ったのですが、その機械を後ろの棚に置いてATMの操作を続けることにしました。ゴミ箱に捨てようか迷ったけど、後で持って帰るのも面白いかなという好奇心が、その時は勝りました。

ATMを使おうとすると、ここのATMは表示がスペイン語のみなので、何がなんだかよくわからなかったです。それでどのボタンを押したらいいのか、いろいろと試したりしていると、最初の銀行で会ってここの銀行の場所を教えてくれたベネズエラ人がやってきました。「スペイン語なのでわからないんだよ」と言うと、彼は操作を教えてくれました。その代わりずっと画面を覗いてくるので暗証番号を見られるかと心配になってきました。入力ミスをして、操作を初めからやり直さなくなったのを機に、彼に順番をゆずりました。しかし、彼は特にATMを使うそぶりが無く、そうこうしているうちに別の人が来てATMを使って出て行きました。その間、僕と彼と二人で待っていました。この人は何を求めているんだろう?と疑問に思いながら舞っていました。そして警察がATMに入ってきました。

警察は有無を言わさずに、僕と彼を近くの警察署まで連れて行きました。警察署は、その銀行から徒歩3分くらいの所でした。倉庫のような暗くて狭い部屋に押し込まれた僕と彼は、荷物や服のポケットを徹底的に捜索されました。おそらく僕がATMから外して棚に置いたスキャン用機械を探しているのではないかと思ったのですが、それを口にすると余計に面倒な事になると思い(スペイン語も話せないし)、ただただ「私は何もしていません。ただATMを使おうとしていただけです。この人はスペイン語がわからない僕に機械の操作を教えてくれていただけです。」と必死に片言のスペイン語と身振り手振りで訴えました。しかし、警察は僕の持ち物に対する捜索を止めずに何度も荷物をひっくり返しては何かを探しています。服もパンツ一枚に脱がされました。その上、股間のふくらみさえも疑ったみたいで、激しく掴んで確認されました。それも2回も。もう、半泣きです。もう一人のベネズエラ人にいたっては、壁に両手をつかされた上に全裸にさせられていたので、僕はまだマシだったのかもしれません。そんな感じで散々取り調べると、警察は僕に対する捜査を止めて開放してくれました。元々、悪いことをしようとしたベネズエラ人と被害者の東洋人という認識だったのだとは思います。「君はいっていいよ。あいつはきっと逮捕されるけどね」と最後に言っていました。僕は自分がスキャン用機械を外したことで彼が疑われているのではと罪悪感を感じて「彼は機械の使い方を教えてくれただけで、悪い人ではない」と警察に言いましたが、彼らは「OK、OK」と言っただけでした。まあ、あのベネズエラ人も僕の暗証番号を熱心に見ようとしていて怪しいので、後は警察に任せることにしました。それにしても、あのスキャン用機械をカバンに入れなくてよかったです・・・。

そんなこんなで、危ないベネズエラのATMなので、みなさんもベネズエラに来る際は気をつけてください。

<エンジェル・フォール>
2泊3日のツアーに参加しました。メンバーは総勢15人くらい。ほとんどが欧米人なのですが、同年代の日本人男性Tさんと香港人のおっちゃんYさん(英語ペラペラだが聞き取りやすい。古い日本映画について日本人以上に詳しい)の東洋人二人がいたので今までのツアーのように英会話と孤独との戦いになるということはなかったです。

初日はボリビアでのアマゾンツアー同様小さいボートに乗ってエンジェルフォールの麓のキャンプサイトまで行きます。数時間乗りっぱなしなのでかなりお尻が痛いです。

しかし、周りの景色は想像を超える素晴らしいものでした。鮮やかに赤い水の川、両岸に広がる鬱蒼と茂る森、その奥に聳え立つ幾つものテーブルマウンテン達、その壁を静かに流れ落ちる幾筋もの白い滝。恐竜が飛び回っていてもおかしくない世界です。まさにロストワールド。しかし、動物はほとんどいなく、鳥もあまり飛んでいないので辺りは静かです。それが現実感の無い風景の現実感の無さを強調していました。


途中急流下り風の所があってスリル満点です。岩と岩の狭い間をくぐりぬけたり。みんなライフジャケットを着ているという事は転覆の可能性もあるということか・・・。


川の水は綺麗な赤でした。泳いだときに結構飲んだけど体調は大丈夫でした。


二日目の午前中にエンジェルフォールを間近に見に行きました。1時間ほど森の中を登っていくと、突然視界が開けてエンジェルフォールが現れました。久しぶりに風景を見て鳥肌が立つほどの感動をしました。

テーブルマウンテンの壁がエンジェルフォールを中心にカーブを描いていて、それがまるでオペラハウスのような豪華な印象を与えます。滝はあまりもの落差(800m)のために落下地点は霧のようになっていて、天子の羽がふわりと舞っているかのようです。

このテーブルマウンテンの名前は地元の言葉でAuyan・Tepuiといい、意味は「悪魔の神」だそうです。悪魔の山から落ちる天使の滝。ああ、なんとファンタスティックな場所なんでしょうか!!!(余談ですが、エンジェルフォールのエンジェルという名前は、初めてこの山を発見したアメリカ人の名前らしいです。なーんだ、という感じですよね。でも、彼は金塊を探しにセスナでやってきてこの山の頂上に不時着したらしいです。そこから一緒にいた奥さんを連れて山を自力で降りたとか。その話は相当すごいです。)

エンジェルフォールの滝壷で泳ぎましたが、寒い!


3日目は別の小さな滝の下をくぐるというイベントがありました。

初日には3mくらいの岩の上から川へ飛び降りるというイベントもあったりして、風景を楽しむ以外の楽しさが満載のツアーでした。雨季なのに天候にも恵まれたのも大きかったです。

カナイマの湖のビーチ。南国テイストと滝が同居していて面白かったです。


<ロライマ山トレッキング>
エンジェルフォールツアーから帰ってきてすぐにTさんと夜行バスでブラジルとの国境の町サンタ・エレナに行きました。ロライマトレッキングの拠点となる町です。さっそくツアーを申し込みました。ツアー会社の人(会社名はミスティックツアー。オーナーはミステリーおやじ)が言うにはロライマには不思議なポジティブなパワーが発生しているとか。それに不思議なパワーも発生していて、そのパワーに引き寄せられるのかUFOの目撃例が多いとか。うーん、怪しい。

ここでまた別の日本人長期旅行者Sくんと偶然出会い、ツアーは欧米人5人と日本人3人という組み合わせに。こういうツアーで日本人が3人も揃ったのは初めてだったので、これだけでもとても楽しかったです。欧米人も全員良い人ばかりでした。ツアーは5泊6日です。キリマンジャロの4泊5日を超える長丁場です。その上、設備が整っているキリマンジャロとは違い、ロライマは6日間、電気も水道も全くなく全てテント泊です。しかもポーターがテントと食料しか運ばないので、着替えや寝袋、マットなどは自分で運ばなければいけません。荷物は10kg以上です。麓は暑く、頂上(2泊する予定)は寒いという環境の変化があるので、服も用意しなければいけません。その上、プリプリという名のサンド・フライ(ハエの一種)が大量にいて(なんちゅう変な名前だろう)、そいつに刺されると3週間くらい痒さが続くとか・・・。僕は全部で50箇所くらいやられました。痒いです。しかし、結論としては、奇跡的な楽しさでした。驚くべき風景の数々、平和な雰囲気、全員ナイスガイなツアーメンバー、美味しい食事(こういうツアーにしては珍しい)、雨季なのに晴が続いた天気(エンジェルフォールに続き)、、、一生忘れられない6日間になりました。

◆初日

スタートの村。遥か向こうに見えるロライマ(右奥)に向けて5泊6日のツアーがスタート!


緩やかなアップダウンのある草原の道を延々と6時間11km歩きます。


初日のハイライト。靴下での川渡り。靴下だと滑らないらしいです。その代わり膝から下をプリプリに刺されます。


タンザニアのサファリツアー以来のテント泊。3人用テントに日本人3人で泊まり色々話ができました。真剣にくだらない話から真剣に人生や世界の話まで。しかし時に盛り上がりすぎて欧米人に「静かにして」と怒られたのも、良い思い出です。


ちなみにトイレは草むら。風呂は川です。どちらも肌をさらすのでプリプリの格好の餌食になってしまいます。ちなみに僕は6日間でお尻に合計15箇所も刺されました。

◆2日目
標高1150mから1800mまで上がります。4時間9kmの道のりです。

眺めが良くなってきました。


昼過ぎにベースキャンプに到着。ロライマは目の前です。


◆3日目

2700mの頂上に向けて出発です。さすがにきつい傾斜が続きます。でも、珍しい植物が多いし、滝の下を通ったり、道のりは変化があって面白いです。そして、4時間半のトレッキングの末ついに登頂できました。


登頂したぞ!


ロライマは頂上についてからも面白く、ここで2泊もします。テーブルの上をがんがん歩いて珍しいものを見て回ります。変な形の岩が多いし、変な植物もあるし、端からの眺めは素晴らしいし、霧がしょっちゅうでてきてミステリーな雰囲気を盛り上げるし、2日では足りないくらいです。
ちなみに頂上でのトイレは岩の上にぽつんと置いてあるバケツでした。



「El Hotel」といわれるキャンプサイト。岩の下で風雨を防ぐわけです。


人の顔にも見える変な岩。こんなのがそこらじゅうにありました。


◆4日目
この日は1日テーブルの上を歩き回ります。一日中岩の上を歩いたので、くたくたになりました。洞窟探検などもあり。

クリスタルの川。クリスタルって全部6角形なんですね。一つくらい持って帰りたかったけど、やっぱりそれは禁止されていました。


岩を這うエビの仲間。うそ。エビのような植物。この植物は頂上に物凄い数がいて、一人で「イセエビ星人だ!」と興奮していました。




霧が出るとダークな雰囲気に。


夕方。晴れるとキラキラとします。


◆5日目
朝早起きして初日のキャンプサイトよりもさらに下を目指して下山していきます。きつい傾斜を急いで降りたので、足の筋肉がパンパンになりました。キャンプサイトにつくと頂上にはいなかったプリプリ達と再会です。ぞっとするくらい大量にいました。テント設営時にチャックが開けっ放しだったのでプリプリがテント内にわんさかはいっちゃっていました。それをテントの中に決死の覚悟で入って、一匹ずつたたき殺して全滅させてやりました。この5日間の憎しみもあり、大いに盛り上がりました。ああ、すっきり。

下山時は良い眺めを見下ろしながらなので、楽しかったりもします。


◆6日目
最終日は初日と同じゆるいアップダウンなのですが、前日の疲れが筋肉痛として残っている僕としては、この日が最もしんどかったです。暑かったし。

昨日の朝までいたロライマがあんな遠くに。


そして、サンタ・エレナの町でツアーメンバーみんなでビールで乾杯しました。ファンタスティックな6日間の締めくくりにふさわしい素晴らしい夜になりました。



ということで、ベネズエラ観光は終了です。せっかく国境まで来たのだからこの後はブラジルに行こうかと思います。物価が高くめちゃくちゃ国土の広いブラジル。南米唯一の先進国とも言われる国。この後北上しなければいけないのに南下するというもどかしさもありますが、旅人からの評価が高いブラジルをそこそこに楽しみたいと思います。


<追伸>
このブログを書いている時に洗濯して干しておいた靴を盗まれました。くそっと思いながら食べようとしたカップラーメンの蓋を開けると中から蛾のような虫が飛び出してきました。中で卵から孵化して具を食べながら成長したみたいです。ベネズエラ、最後まで楽しませてくれます・・・。


ベネズエラ コパ・アメリカ2007観戦

2007年07月09日 06時26分59秒 | 南北アメリカ

南米旅行のルートがめちゃくちゃになるのを承知でペルーからベネズエラに無理して飛んできたのは、全てコパ・アメリカという大きなサッカーの試合がベネズエラで行われるからです。それも6月26日から7月15日までのわずか3週間で終わってしまうので、エクアドルやコロンビアを経由していたら到底間に合わないからです。(このせいでエクアドルのガラパゴス諸島にいつどうやっていくのか、という大きな問題が発生してしました。)といういことで、コパ・アメリカを現地で観戦しました。今回は、そのコパ・アメリカ観戦記をお送りします。

※今回の記事は、南米サッカーに興味が無い人にはなんのことやらわからない記事になるでしょう。しかも、長くなりそうな予感。

<まず大会方式>
参加は12チーム。4チームずつの3グループに分かれてリーグ戦を行い、2位までと3位のうち上位2チームがベスト8に残るという甘いルール。この時点で4チームしか敗退しないんですね。その後は一発勝負の普通のトーナメント。

<次に参加国(グループリーグ別)>
・A:ベネズエラ、ウルグアイ、ペルー、ボリビア
開催国ベネズエラが絶対に2位以内に入れるように仕組まれたグループ。
・B:ブラジル、チリ、メキシコ、エクアドル
強豪揃いの激戦グループ。しかし、ブラジルはカカ、ロナウジーニョ、アドリアーノなどの主力は不参加。
・C:アルゼンチン、コロンビア、パラグアイ、アメリカ
ベストメンバーを揃えた大本命アルゼンチン、個人技の高い優勝候補コロンビア、組織のアメリカ、地味に強いパラグアイ、などここも強豪揃い。

<ペルー・クスコでTV観戦>
ペルーでTV観戦している時、緒戦でブラジルがいきなりメキシコに0-2で完敗するという波乱が。ウルグアイがペルーに0-3、コロンビアもパラグアイに0-5で惨敗。波乱です。アルゼンチンはメッシとクレスポの活躍でアメリカに完勝。というところまで見てから、ベネズエラに入りました。ブラジルのロビーニョ、アルゼンチンのメッシ、メキシコのカスティージョ、という各チームの若いFWがイケイケで見ていて楽しいです。

<グループリーグ観戦>
ベネズエラ人はサッカーには特に関心がないみたいです。バリーナスに飛行機で着いた時、空港のTVでブラジル対チリの試合をしていたのですが、TVを見ている人はほとんどいません。みんなTVは無視して雑談などしています。南米の他の国なら考えられない光景です。この町ではパラグアイとアメリカの試合を観戦しました。スタジアムは、国際Aマッチを本当にこんなところで行うの?というような小ささ。観客席も低くてとても見づらいです。


あまりにしょぼいので地元の姫路陸上競技場を思い出しました。
白い照明の棒が目の前に立っていて見にくい。

試合自体は互角の展開でしたが、決定力の差でパラグアイが3-1で快勝。アメリカは守備とパスワークはいいけどゴール前が迫力不足という日本代表と同じような弱点を持っているような気がしました。パラグアイは全体的に地味。試合中に何度も観客がウエーブを起こしていました。試合中はやめろよ・・・。

その夜のアルゼンチン、コロンビア戦(非常に残念ですがTV観戦)は、コロンビアの仕掛けた肉弾戦にアルゼンチンが非常に苦戦する内容だったけど、終わってみると4-2でアルゼンチン快勝でした。アルゼンチンの決定力の高さは異常です。

今度こそアルゼンチンの試合を見るためにCグループのグループリーグ最終戦が行われるバルキシメトという町へ。チケットはスタジアムの周りにたむろするダフ屋から購入。しかし、この国はダフ屋公認なのでしょうか。警官や軍隊の目の前で公然と売っているし、中にはチケットを売ろうとしている軍人さえもいました。このチケットは、同会場で2試合行われるために、1枚で2試合見れるお得なチケットです。

バルキシメトは観光とは縁の無い町なので安宿というものがなく、一泊35$もする宿に泊まる羽目になりました。

バルキシメトのスタジアムは、バリーナスのそれと比べると天と地ほどの差がある近代的巨大サッカー専用スタジアム。席はどこになろうとも、かなりの見易さが確保できます。しかし、売店の混乱振りはまさに地獄絵図で、サンドイッチを買うために並んでいたら1試合目のコロンビア、アメリカの試合のほとんどを見逃してしまいました。まあ、あまり興味なかったからいいけど。

2試合目、いよいよお目当てのアルゼンチン登場!と思ったらアルゼンチン、パラグアイとも2連勝で2位以上を確保しており、両チームともメンバーを落としてきていました。パラグアイはエースFWのサンタクルスを控えにしているくらいですが、アルゼンチンの落とし方はすごい。ひどすぎる。怪我のクレスポは仕方ないにしても、お目当てのメッシ、リケルメ、ベロン、という攻撃の中心選手だけでなく、マスチェラーノ、アジャラといったボランチとセンターバックの中心選手まで控えにするとは。どれほど自信があるんだ、あんたら?怪我のクレスポの代わりのD・ミリートまでも控え。でも、その代わりにテベス、アイマール、ガゴ、という他のチームなら主力級の選手達がスタメンで登場。層が厚いですねえ。
試合は、メンバーを落としたアルゼンチンがパスワーク主体で攻め込んでいくが点が入らない。スタジアムからは何度も”メッシ”コールが起こりました。後半途中、ついにメッシ登場。スタジアムの興奮は最高潮です。すごい数のフラッシュです。メッシがドリブルで何度もしかけてアルゼンチンの攻撃に勢いがつき、その甲斐あって、ついにアルゼンチンに先制点が入りました。途中交代のマスチェラーノのミドルシュート。そのまま逃げ切り。この日の収穫はメッシを見れたこと。素晴らしい。サッカーがそんなに詳しくなさそうなベネズエラ人の観客ですらメッシがボールを持つと「メッシ、メッシやで!」と大はしゃぎです。それくらい、何かをやらかしそうな雰囲気があるんでしょうね。動きがとにかく速くて滑らかなのです。2トップを組むテベスと背格好と髪型が同じなのでボールを持ってなければ見分がつかないところが、難点。

<ベスト8>
準々決勝はルート的に行ける会場が無いので、首都カラカスに戻ってTV観戦することにしました。
4試合全てが大差になりました。ウルグアイ4-1ベネズエラ、ブラジル6-1チリ、メキシコ6-0パラグアイ、アルゼンチン4-0ペルー。特にチリを6-1で粉砕したブラジルの強さが目を引きました。グループリーグでは低調だったブラジルですが、ここに来て一気にギアを上げてきた感じです。ロビーニョとジウベウト・シウバくらいしか有名選手はいないですが、このまま一気に優勝するくらいの勢いがありそうです。ドゥンガ監督の手綱捌きが良いのかもしれません。
アルゼンチン、ウルグアイ、メキシコも順当勝ち。強いチームが残ったということで良い感じです。ウルグアイのレコバが久しぶりに見るとスキンヘッドだったのにびっくりしました。

高層ビルの林立する大都会カラカス。

南米で最も危険な町の一つらしいです。何も起きなくてよかった。。。

<ベスト4>
カラカスで行われる予定のブラジル対ウルグアイがいつのまにか会場変更になっていたので、見れず。前日に宿のおっちゃんに確認しておいて良かった。。。もし確認が遅れていたら、準決勝もう1試合のアルゼンチン対メキシコの試合(会場はプエルト・オルダスという遠い場所)への移動が間に合わなかったかも。ブラジル対ウルグアイは夜行バスに乗っていたので、見れず。次の日TVでハイライトを見ると2-2からPK戦にもつれ込んで、5-4でブラジルの勝ち。PKも逆転、再逆転、サドンデス、という熱い戦いでした。

ところで、プエルト・オルダスは結構田舎です。宿探しがかなり難航しました。どこもフルで、たまたま空いていても一泊70ドルとかします。気温も湿度も高く、バックパックを背負って歩くのが、とにかく苦痛です。しかも、試合当日の到着なので早くチケットも買わないといけないし、ほとほと困り果てていると、何件めかの宿の人が、宿はフルだけど自分の家に一泊25ドルで泊めてくれました。なんと、ありがたい!その後も車でショッピングモールまで送ってくれたり、宿のインターネットを無料で使わせてくれたり、コーヒーや朝食をご馳走してくれたり、とても親切にしてくれました。今まで泊まった中で最も親切な宿の人だったと思います。ベネズエラは、色々腹立つことが多いし、気候も蒸し暑いし、治安も悪いし、警察が腐っているし、あまり旅行者にとっては良い国ではないけど、人は親切な人が多い気がします。
チケットはなぜかショッピングモール内にうろついているダフ屋から無事購入できました。試合会場はサッカー専用ではないけど、できたばかりの新しいスタジアムでゴール裏の一番上の席だったけどかなり見やすかったです。

メキシコからメキシコ人がこの準決勝のために大挙やって来てました。みんな試合前はテンション高かったです。


試合は前半拮抗した展開ながらも終了間際にアルゼンチンが先制。後半も1-0の間は互角だったけど、メッシのファインゴール(ループシュート)が決まり2-0になってからは、アルゼンチンの一方的な展開。結局3-0で終了。この試合も、メッシの強引なドリブル突破が何度もチャンスを作っていました。会場のベネズエラ人はほとんどがアルゼンチンの応援なのですが、メッシのユニフォームが一番多いです。大会最大のスターなんですね。ちなみに、さすがにアルゼンチンから来ている人は少なかったです。メキシコ人たちは試合が進むにつれて、みんなすっかりおとなしくなってしまっていました。

リケルメのPK。ど真ん中にふわっと決めました。渋い。


恒例の試合終了後の花火。数百発以上上がります。

しかし、そんなことに金を使うくらいなら、終了後の観客の混雑と交通をなんとかしろよ、という感じです。交通整理が全然されてないし、バス停がどこにあるのかもわからないし、バスの数は少なすぎるし、バスに乗るまでに2時間以上かかりました。試合が夜の11時終了なのでバスに乗ったのは深夜1時。危ないやろが!まったく。

<決勝>
会場はあまりにも遠いので残念ながらTV観戦でした。シウダー・ボリバールの安宿の側のレストランで宿の宿泊者達とビールを飲みながらの観戦です。みんなアルゼンチンの応援です。
しかし、試合は残念ながらブラジルが3-0で完勝。前半4分にジュリオ・バチスタが決めて、さらに続けてアジャラがオウン・ゴール・・・。その後はアルゼンチンの反撃を引いて守ってカウンターで追加点・・・。試合内容はブラジルっぽくないけど、強かった。本当に強かった。ドゥンガ監督の統率力がスターの少ないチームを上手くまとめたのでしょうか。僕の中で大会MVPはジュリオ・バチスタ。決勝トーナメントで毎試合、重要な得点をいくつも重ねただけでなく、でかくて強靭な身体を活かして攻守にわたって効いていたので。ロビーニョは弱いチーム相手に点をとりまくったけど、準決勝と決勝で沈黙して尻すぼみな印象です。
アルゼンチンは、決勝までのほとんどの試合を圧勝してきたのに、最後に無得点負けとは、サッカーの勝敗はわからないものですね。8割以上の人が試合前はアルゼンチンが勝つと思っていたことでしょう。TV観戦していたレストランでも、後半の最後の方はみんな無口になりました。応援してたアルゼンチンが負けたのは残念だけど、メッシという傑出した選手を目にできたので、僕自身はこの大会に関して満足感は大きいです。


ここシウダー・ボリバールの安宿。テラスにハンモックを吊ったりマットレスだけを引いたりして寝ます。開放的で雰囲気はいいのですが、蚊が多くて熟睡できません。

<その他所感>
決勝をはじめ、実力差がないのに大差がつくゲームが多かったです。これは、先制されたチームが追いつこうと攻撃的になった裏を、いかにリードしたチームが効果的について点に結びつけたか、という結果だと思います。また、優位にあるチームが、さらに勢いに乗ってイケイケになり、容赦なく相手チームを叩きのめすのになんのためらいもない、というメンタリティも言えると思います。各チームの決定力の高さも言うまでもありません。本音を言うと、もっと拮抗した試合が見たかったのですが、美しい得点シーンの数々を見るのは、確かに楽しかったです。
プレイヤー個人としては、上にも書いたメッシ、ロビーニョ、カスティージョの3人はイケイケで見ていて楽しかったです。早々と負けましたが、意外とエクアドルやペルーの2トップも個人技が高くて、ドリブルでガンガンしかけていて、さすが個人技の南米という印象です。日本代表も、田中達や大久保が大成して、そういう存在になっていてほしかったなぁ・・・。


シウダー・ボリバールのカラフルな街並。しかし、あまりの酷暑で風景を楽しむ余裕はありません。

明日から2泊3日でエンジェルフォールツアーに行って来ます。その後は、ロライマ山の5泊6日トレッキングを検討中です。早くこの危険な国を抜けたいのですが、せっかくなので観光もしたいと思っています。


下痢地獄 ~ペルーからベネズエラへの移動~

2007年07月05日 06時38分05秒 | 南北アメリカ
いきなりこんなタイトルで、お食事中の方すいません。

クスコ最終日にお腹を壊し、その後のクスコ、リマ、カラカス、バリーナスという長い移動中ずっと腹痛と下痢に苦しむというかなりきつい事態に陥ってしまいましたので、せっかくなのでその下痢地獄について今回は書きたいと思います。なにせ、本当に辛かったので。

クスコを出発する日、朝起きたときはもう完全にお腹が壊れていました。しかし、この時はいつも通りの腹痛だと思い、腹の中の物が全部出切ってしまうかお腹を暖かくしておけばすぐに治ると油断していました。しかし、クスコの空港に着いて飛行機待ちをしているうちにだんだんとお腹が重たく気持ち悪くなってきました。(しかも飛行機は2時間半遅れ)この日は、この時点でトイレには既に5回くらい行っています。数日前に買ったヨーグルトの残りをもったないからと飲んだからでしょうか?

リマ行き飛行機の車窓から

アンデスの山々がとても美しかったです。

リマに着いてから、体調はさらに悪化しました。ついに熱が出たっぽいです。ベネズエラのカラカス行きの飛行機まで待ち時間が10時間以上あるので、元気ならリマ市内に出るところなのですが、この体調ではそんなことは不可能です。トイレが視界に無いと不安で仕方がないのです。なので、空港からは一歩も出ずにトイレに近いベンチに座って本を読みながらひたすら腹痛に耐えるのみです。平均すると約1時間に1回はトイレに行ったと思いますが(合計10回以上)、毎回トイレを終わるたびにすぐにまた便意がやってくるのです。便座から立ってズボンをはいた直後に。急激に。猛烈に。しかし、トイレに行く度に尻に大きなダメージが蓄積されていっているために、そんなに短い間隔では再度用を足すわけには行きません。なので、1時間くらい本を読みながら必死に意識を便意からそらしつつ次の臨界点までひたすら耐え続けるのです。腹も痛いし、尻も痛いし、発熱でふらふらするし、空港内なのでリラックスして休憩できる場所もないし、とてもつらい。空港の薬局で買った下痢止めも全く効き目なし。しかし、この時も、お腹の中のものが全部出ればきっと治ると信じていました。しかし、それは甘かったのです。

深夜3時発の飛行機は、たった4時間のフライトでカラカスに着いてしまいました。もっと休ませてくれよ!と心の中で叫びながらも、入国審査、荷物受取を済ませました。下痢は一向に収まる気配は無いし、発熱のためバックパックを背負って歩くのがつらいです。(しかもカラカス空港のトイレは汚い。)そこへ、タクシーの客引きがやってきたのですが、彼がとても親切で、休憩できるベンチに連れて行ってくれたり、空港の医療関係の人を呼んで薬を処方くれたり、ペットボトルの水を買ってきてくれたり(しかもお金を受け取らない)、いろんな世話を焼いてくれました。しつこく「タクシー乗れ」ということもなく「元気になったら俺のタクシーにのってくれ」とだけ言い残して去っていきました。ベネズエラ人、やるなあ。かっこいい。政府、軍隊、警察が腐っており、首都カラカスは南米最悪の治安を誇るという、旅行者にとっては悪の国ベネズエラですが、第一印象は結構いいかもです。(その後、細かい腹立つことが積み重なり今は印象良くないです)

この日は一日中、空港内ハンバーガー屋のベンチで寝転がって過ごしました。夜8時ごろ、熱が下がってきて動く気力が出てきたので、そろそろホテルへでも移動しようかなと思って外へ出ると、市内へ出るバスがもう終わってるとのこと。まだ8時なのに!しかもタクシーは市内まで5000円なんていう南米ではありえない値段をふっかけてきます。南米では5000円も出せばラパスからリマまで行けるんだよ!この馬鹿!ということで再度ハンバーガー屋のベンチに戻ってふて寝です。深夜12時ごろになり、さすがにしんどいので空港近場のホテルを訪ねてみることに。するとタクシーで2000円の距離にホテルがあるのだそう。背に腹は代えられぬと奮発して2000円払いホテルに行ってみると、なんとフル。他に近場の3件当たってみたけど全てフル。泣く泣く空港に逆戻り。ハンバーガー屋のベンチに逆戻り。タクシー代2000円も払ってこれかよ・・・。体調悪いのに2泊連続で空港泊とは、何の苦行なんですか、これは。一切行苦。

その晩は意外と熟睡でき、翌朝気分が良くなってきたので調子に乗って朝食にサブウェイのサンドイッチを食べました。しかし、これが大失敗。再び下痢地獄の再開です。そうはいっても、いつまでも空港で寝てるわけにもいかず、サッカーの試合を見るために力を振り絞ってバリーナスというロンプラに載っていない町に飛行機で移動しました。航空チケットはなんと100$もしましたが、お目当てのアルゼンチンの試合を見るためなら仕方の無い出費です。空港に着いてすぐにタクシー運転手に翌日のサッカーの観戦チケットを入手してもらったのですが、このチケットを見て腰が抜けそうになりました。「アルゼンチン対コロンビア」を見るはずが「パラグアイ対アメリカ」になっているのです。僕の勘違いで、アルゼンチンの試合はここからバスで6時間の別の町(マラカイボ)で開催されるということなのです。一瞬意識を失いそうになったけど、「たとえアルゼンチンは見れなくても、コパ・アメリカの試合には違いない」と自分を納得させてホテルで休憩することに。しかし、このホテルにはホットシャワーがないのです。体調が万全なら暖かいバリーナスなら水シャワーを我慢して浴びれるのですが、下痢地獄真っ最中ではそれは自殺行為なので、この日もシャワーを浴びずに寝ることに。ああ、早くホットシャーを浴びたい。その上、変な虫に足を刺されたみたいで、赤く腫れ上がり、痒いを通り越して痛いです。辛い。ああ、楽になりたい。。。旅行になど出ずに日本にいたらこんな目に遭わずに済んだのかなあ。。。

田舎町バリーナスの街並。ちょっとお祭りの雰囲気。


翌日直ぐにホットシャワーの出るホテルにチェンジしてさっぱりしました。体調も幾分よくなってきた気がします。この日はサッカーの試合があるにも関わらず店はほとんど閉店です。どうやらお祭りがあるのか祝日っぽいのです。食べ物を売っているのは屋台のアイスクリームかパン屋のみ。あまりの空腹(4日間まともに食べていない)と喉の渇きで思わずアイスクリームを食べてしまいました。正常な判断ができなくなってきているみたいです。腹痛完全復活。腹が痛くて重い。下痢爆弾を抱えながらも無事サッカー観戦を終えたのですが、この夜が酷かった・・・。何度も何度も夜起きてトイレに行くはめに。。。この4日間でいったい何度トイレに行ったのだろうか。この間、頭の中は日本食のことで一杯です。そうめん、そば、うどん、おにぎり、味噌汁・・・。


この日の夜、なんと深夜2時に花火大会が。どれほど夜更かしやねん!

最終的には次の日(下痢5日目)、旅先で入手した非常用の味噌汁とインスタントおにぎり以外、何も食べずにホテルで丸一日休憩したら、ようやく下痢は治りました。こういう時のために非常食を置いておいて良かった。本当に長く辛い戦いでした。

腹痛の原因は未だによくわかりません。ボリビアのコパカバーナで倒れたのが僅か2週間前。ヨーロッパやアフリカではこんなに頻繁に体を壊すことはなかったけど、南米に来てから体が弱くなったかもしれません。直接の原因という訳ではないのでしょうけど、気温と気圧が低いところに長期間いたことで体力が徐々に低下したのかもしれません。

なんにせよ現在は元気に旅しております。コパ・アメリカも何試合か観戦できました。その報告はまた後日にまとめてしたいと思います。

観光資源は何も無いただのごみごみした都会バルキシメトの街並。(ロンプラにも記述なし)

巨大な古いアメ車が多いのがベネズエラの特徴の一つ。

ところで、ベネズエラを旅しているとアフリカを思い出すことがたまにあります。なぜなら、「なんでやねん」とつっこまなければいけないことや、小さい腹立たしいことが多いからでしょうか。これは南米に来てからは初めてのことです。人は親切な人が多いんだけど。。。